競艇を勉強するなら何を覚えればよい?最低限の知識は押さえておこう!

競艇 勉強

まずはこれから競艇を始めてみたい!と思っている人たちが最低限覚えておく必要があると思われることを紹介していきます。

この記事の監修者
後藤孝男
競艇予想サイトNAVI 運営責任者【北村 功平】
1978年 2月11日生まれ。一橋大学卒業。大学時代から競艇にハマり、そのまま好きが高じて某スポーツ新聞社に入社。競艇をはじめ、競馬や競輪関連の記事を長らく担当。生粋の競艇好きで、休みの日もビールを片手に全国の競艇場に姿を表す。競艇を愛して22年、彼以上の競艇知識を持つ人間にはほとんど出会えない。競艇予想サイトNAVIでは全体監修を担う大黒柱。


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初心者は最低限、競艇の知識を勉強しよう

競艇 勉強

競艇は常に6人で行われる公営競技です。

競艇は競馬や競輪、オートレースとは違い、全てのレースが常に6人で行われるのがポイントです。

これにより、他の公営競技と比べると的中率が最も高くなります。

なぜ的中率が高くなるのか?

というと、単純に6艇の内、どれが1番になるのか?を当てる確率は1/6ですから、競馬などの例えば16頭の内の1番となると1/16となることを考えれば一目瞭然かと思います。

競艇では基本的にインコースが有利

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競艇の1番内側のコースである1コースをインと呼びますが、このコースでレースをスタートした選手の勝率が50%を超えています。

1コースの選手=1号艇では必ずないのですが、大半の場合(確率にして95%以上)が1号艇の選手が1コースに枠なりに侵入し、レースがスタートします。

つまり、勝率が一番高いのが1号艇という事になります。

競艇場によって違いがある

競艇場によって様々な違い

競馬などでもそうですが、競艇も競艇場によって様々な違いがあります。

全国に24ヶ所あり、これらの違いを全て覚えることは理想ではありますが、まずはどこか一つの競艇場の特徴を把握してしまうのがおすすめです。

中でも、最もわかりやすいのが徳山競艇場と言われています。

というのも、1号艇が1コースでレースが始まり、1着になる確率が他の競艇場に比べて最も高いからです。

競艇のイン有利の原則が最も当てはまっている事=非常に分かりやすいということですね。

舟券の種類は全部で7種類

舟券の種類は全部で7種類

競艇ではどの選手が勝つのか?を舟券(勝舟投票券)を購入し、的中した場合に配当金を得ることが出来ます。

最低投票価格は100円で、舟券の種類は単勝、複勝、2連単、2連複、拡連複、3連複、3連単の全部で7種類あります。

単勝…1着の艇を当てる
複勝…2着までに入る艇を当てる
2連単…1・2着の艇を着順通りに当てる
2連複…1・2着の艇を当てる
拡連複…1~3着までの2艇を当てる
2連複…1・2・3着の艇を当てる
3連単…1・2・3着の艇を着順通り当てる

最も配当が低いのが複勝で、的中率は1/6
最も配当が高いのが3連単で、的中率は1/120です。

※場合によっては3連単が2連単を下回ることもあります。

舟券のオッズとはなにか?

舟券のオッズとは

競馬などと同様に、競艇にもオッズの概念があります。
気がある艇のオッズは低くなり、人気が薄い艇のオッズは高くなります
人気とオッズは反比例しているという風に把握しておけば問題ありません。
競艇のイン有利の原則から考えれば、自然と勝率の高い1号艇には人気が集まりやすく、相対的にオッズが低い事が多いです。
その為、的中させるだけであれば1号艇の複勝を買えばかなりの高確率で当てることが出来ますが、その分の配当は限りなく少なくなる、ということです。

舟券はどこで購入できるのか?

舟券は全国の24ヶ所の競艇場、その周辺にあるボートレースチケットショップでも購入することができます。
また、テレボート会員に入会すれば、インターネット、電話でも購入できます。

フライングや出遅れによる舟券の払い戻し

フライングや出遅れによる舟券の払い戻し

いざ舟券を購入し、レースを観戦していたところ、自分が購入していた艇がスタート事故(フライングや出遅れ)を起こしてしまった。
そんな場合には、その舟券が払い戻し対象になり返金されるという場合があります。

こちらもいくつか規定があるので、払い戻しになるか否かの判断がつかないなんて場合には、実際に舟券を購入した機械に入れることで返金を受けることが出来ます。

また、オンライン投票の場合には、自動的に指定口座に返金が行われるのでご安心ください。

配当金はどうやってもらうのか?

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前項でも触れていますが、的中した場合と払い戻し返金になってしまった場合は同様の方法で配当を得ることが出来ます。

中級者は予想の組み立てを勉強しよう

中級者は予想の組み立て

初級者はとりあえず、舟券購入までの流れを知っておけば、競艇に参加することが出来るので、本当に最低限となる知識を紹介しましたが、中級者として競艇を楽しむのであれば、予想の組み立て方を勉強するべきです。
まだ初心者講習とも言える部分も含まれるかもしれません

競艇は確かに的中率が高いと言われていますが、それの最たる理由というのが、わかりやすいイン有利の法則と、レース当たりの出場艇数が少ない事に起因しています。

ただ、問題は的中率が高いからと言って、絶対に勝てるか?というとそういうわけではないんですよね。

その理由はまさに的中率の高さの部分であり、出場艇数が少なくてインが有利だから票が割れづらく、1号艇が来ないというような場合じゃないと大きな配当を得るのが難しいからです。

インを優先的に購入して当てる楽しみを知った初心者が次に向かうべきところ、それはより深い考察をした上でのインを切っていけるような条件を定義し、予想をして当てるだけではなく勝つ為の知識を勉強していく事です。

事前情報を入念に確認する

checklist _Boat

今ではオンラインで簡単にデータを見ることが出来るようになりましたが、出走表が発表された時点で、選手達の様々なデータを確認することが出来ます。

これを知るか知らないかでは、予想をする上では大きく差が生まれる部分なので、絶対に確認するようにしましょう。

選手の級別と枠番

これは初心者の項で紹介しても良かった部分ですが、競艇選手にもグレードがあり、B2、B1、A2、A1と言った級別が存在しています。

級別の違いはそのまま選手の実力の差とも言えるので、A1選手とB2選手が同時に出走するようなレースでは、圧倒的にA1選手が勝つ確率が高いです。

その上で、このA1選手が1号艇にいる場合には鬼に金棒となります。

なので、予想しようと思っているレースでは、選手のそれぞれの級別、また、枠番は必ず見るようにしましょう。

選手の所属支部と当地勝率、全国勝率

競艇場によって違いがある、で少しだけ触れましたが、実はこの違いというのは思いのほか大きく、舟券を買う側だけではなく、特に選手にとって影響のある部分だったりします。

競艇選手は全国の各支部に属しており、いわゆるホームの競艇場というのがあります

これにどのような影響があるのか?
というと、簡単に言えば走り慣れているか否かに大きく違いが出ます。
100回走った事がある選手と、1回しか走った事のない選手であれば、本来の実力をひっくり返すような結果になる可能性は十二分にある、ということですね。

なので、まずは選手の支部がどこなのか?
ということ、そしてそれと共に全国勝率、当地勝率(その競艇場での勝率)は必ずチェックするようにしてください。

また、地元であるからこそ、大きく応援される事から、実力に関係なく舟券が買われて、本来の実力ベースでのオッズとかけ離れることもある為、この辺りまで把握して舟券を購入できるとベストですね。

とは言え、とにかく無双のように強く、ホームでなくとも当地勝率が高いという選手もいますから、本当に強い選手や波に乗っている選手を外すというのは難しいかもしれません。

モーターの勝率

競艇選手の腕を凌駕するほどに影響があるとも言われているのが、このモーターの良し悪しです。
モーターは事前に選手が抽選で獲得しているもので、モーター自体の勝率の良いものを引き当てている選手は、順当に勝ち上がることが多かったりします。
この情報も新聞等に記載があるので、モーター勝率は絶対にチェックしましょう。

もっとも、このモーターとペラの調整をレース前までに仕上げることが競艇選手の実力の一つとも言えるので、いくら良いモーターを引き当てていたとしても、調整がうまくいってなければ機力を引き出しきれないということもあります。

選手の直近成績

勝ち癖がついている、波に乗っている、勢いがある…そんな選手はとんとん拍子に勝ちを量産している事、競艇ではよくあることなので、ここ最近の勝率、勝ち方等には目を向けておきたいところです。

これと同時に得意のコースも見えてくると思うので、参加するレースと同枠番からの1着を獲っている様なら期待が高まると言って良いでしょう。

また、競艇ではスタートがとにかく重要な要素となるので、平均スタートタイムが良い選手はそれだけで有利な展開に持ち込むことが出来るようになります。
平均スタートタイムの良さは大切な確認事項と共に、フライングをしているか否か?も見ておきましょう。

選手はフライングをしてしまうと、大きなペナルティが課せられます。直近でフライングをしている場合、もう一度行ってしまう事で更なる大きなペナルティを課せられる事から、スタートには慎重になりがちと言われています。

この辺りも考慮して、予想を組み立てていきましょう。

レース直前情報をチェックする

レース前の時点である程度予想を固めることが出来たら、次はレース直前の情報をその予想に更に加味して、厳選していくのが大切です。

展示航走を必ずチェックする

展示航走を必ずチェック

レースに参加する選手が絶対に避けては通れないのが、展示航走です。
スタート展示と周回展示の2種類がありますが、簡単に言えば競馬のパドックであり、レース直前の選手の調子、モーターの仕上がり具合などを確認できるデモンストレーションです。

前項のモーターの仕上がりをレース前に確認できる唯一の機会となりますので、こちらも必ずチェックするべき部分です。

スタート展示で見るべきところ

スタート展示は本番さながらのスタートを全艇が決めてくれる…という感じもしますが、実際にはそうでない事もあり、フライングをしてきたりすることもあります。

ただ、スタートタイミングがバッチリと決まっている場合には、本番でも同様のスタートを切ってくれると考えて良いでしょう。
また、フルスロットルで回しているので、実際にどの程度艇に伸びがあるのかを見れる部分でもあります。

周回展示で見るべきところ

周回展示では、特にターンがうまくできているか?に注目したいです。ターンマークを外していないか、流れていないか、そして艇が暴れていないか、これらは特に注視すべき部分です。

ターンマークを外していないか、流れていないか、ハンドルを切り足す選手はモーターやペラの調整がうまくいっておらず、振り込まないように慎重に走っている機力がよくない選手であるとも言われています。

簡単に周回展示でのターンの良し悪しを判断する方法として有名なのが、テレビの実況中継画面でターンをした際に選手がどちらに消えていくか?を見るという方法です。

1マークの場合だと、ターンがうまく出来ていると画面の下へ、ターンで流れてしまっていると画面の上の方に消えていってしまいます。

どちらが良いのか?というと、当然画面の下へ見切れて行ってしまう選手です。

本番直前で良い走りが出来ていない以上は本番でもうまくいく確率というのはどうしても下がってしまうので、周回展示でのターンはよく見るようにしましょう。

周回展示について詳しくはこちらを参考にしてください。
(周回展示についての記事リンク)

風向き、波高と水温、気温

競艇では気象状況によってレース展開が大きく変わることがあります

例えば最も有名とされているのが、追い風向かい風です。

圧倒的イン有利と言われる競艇でも向かい風の場合では、インが不利になると言われています。
当然、逆に追い風であればさらにインに有利に働く、となるわけですが、最近ではこの法則にも乱れが出てきていると言われています。

というのも、向かい風でインが不利になると言われている理由がスロースタートだと助走距離が短くてトップスピードに乗せられないからなのですが、ここ最近ではモーターの性能が昔と比べると良くなった事で、風向きだけでは、あまり影響しないんじゃないか?とも言われています。

となると、風向きというより風速の方を考慮するべきであると考えられます。

風速が5m以上とならなければ、この風向きのセオリーはあまり考えなくてもいいんじゃないか?というわけですね。

この辺りは賛否ある部分でもあるので、とりあえずは追い風イン有利、位に覚えておけば良いと思います。

次に、波の高さについてです。

風が強かったり、潮が満潮だったりすると、波が大きくなりレース展開が荒れる場合があります。
大波の方が乗りやすいぜ!というような競艇選手はあまり見たことがありませんが、基本的には全選手にいつもと違う走りをする必要が出てきてしまうので、想定外の結果に結びつくことがあります。
これは周回展示でどれだけ捌いているか?である程度のテクニックを見ることが出来ます。

次に、水温と気温についてです。

これに大きく影響を及ぼすと言われているのがモーターの部分です。

モーターは機械なので、気温水温によってその動作に違いが出てしまう事があります。

特に、前日との大きな差がある場合には、調整をし直すという選手が居るほどなので、このモーターの仕上がり具合は前項の展示航走で必ずチェックするべき部分と言えるでしょう。

オッズを見てトリガミにはならないように

トリガミにはならないように

オッズの変動はその選手がどれだけ投票されたか?どれだけ人気を集めて舟券が買われているか?を表しています。
なので、直前までずっと変動をし続けることから、自分が舟券を買ったタイミングよりも後になって、大きく変動があるということもあり得ます。

ただ当てたいというだけなら話は別ですが、当てた上で勝ちたいということになると、注意したいのはトリガミです。

ガミるというのは簡単に言えば的中しても賭け金以上の配当を得ることが出来ないという場合を指しています。

その為、投票に使用した総軍資金以上を回収できる買い方をしなければ、勝つことは出来ないわけですね。

当てなければそもそも配当が得られませんので難しいところではありますが、舟券を購入する場合にはオッズを必ず見て、採算が合わないという時には参加しないというう勇気を持つことも必要です。

上級者は全てのデータを瞬時に判断できるように勉強しよう

上級者は全てのデータを瞬時に判断

中級者までの知識を手に入れれば、恐らく6艇の内、4艇位まで絞れるようになっては来ると思います。

ただ、3連単を買うにしても、4艇ボックスでは24通りになってしまい、いわゆる3連単で勝つ為のボーダーである18通りを上回ってしまいます。

となると、上級者と言われるようになるには勝つ為に重要な、買目点数を減らすことが必要となるわけです。

初級者と中級者、そして上級者との大きな違いというのは何と言ってもその経験の差です。

何度も何度も予想を組み立てていく中で、見えてくるもの、そしてそれらのデータを見て判断するまでの速度が段違いに変わってくるようになると、更に他のデータを引っ張り出して、レース前までに完璧な予想を組み上げることが出来るようになるでしょう。

レース開始の定刻までにいかにして視野を広げるようにするか?
それは試行回数を重ねる以外には方法がありません。

時間との勝負を制することが出来るようになれば自然と上級者として勝ちを量産していけるようになるでしょう。

まとめ

競艇をやる上で勉強するべきこと

正直なところ、競艇をやる上で勉強するべきことというのは、あまりにも多く、紹介しきれるようなものではありません。

なので、ここまでいくつか挙げているものも、人によっては最低限の知識以下のものだ!という場合もありますので、ご了承頂きたい部分ではあります。

とはいえ、知れば知る程奥が深く、楽しみ方が変わってくるのが競艇です。
知識欲をほど良く刺激しつつ、日々勉強をしていくと勝率アップに必ずつながるので、競艇の勉強は怠らず少しずつ重ねていきましょう。