「若松競艇場の予想精度を上げたい」
若松競艇場(ボートレース若松)は、福岡県北九州市若松区にある競艇場で、北九州市と中間市行橋市競艇組合が主催しています。日本で初めてのSG競走「全日本選手権」が初めて開催されたボートレース場として有名で、「競艇ダービー発祥の地」として競艇ファンに親しまれています。本記事ではそんな若松競艇場について詳しく紹介していきます。
「若松競艇場で予想するコツを知りたい」という人に向けて、本記事では若松競艇場の特徴から考える予想のコツを紹介していきます。
また若松競艇場のレースで稼ぎたい方は、予想公開サイトの活用も1つの手。以下で紹介していますので是非使っていきましょう。
若松競艇場(ボートレース若松)基本情報
所在地 | 福岡県北九州市若松区赤岩町13-1 |
---|---|
モーター・交換時期 | 減音モーター(ヤマト331型)・毎年11月 |
水面・水質 | 海(玄界灘/洞海湾)・海水 |
干満差 | あり |
コースレコード | 1.42.7 白井 英治 2004/12/01 |
オリジナル展示タイム | あり(一周・直線・まわり足) |
チルト | -0.5度 0度 0.5度 1度 1.5度 |
キャラクター | かっぱくん |
同一県内で3ヶ所の競艇場を持つ福岡県で最北東に位置する若松競艇場は、SGの始まりとなる「全日本選手権競争」(現ダービー)が全国ではじめて開催されました。
お隣の「芦屋競艇場」とは日本一距離間の短いことでも知られています。
2004年からは全国で3番目となるナイター設備を完備し「パイナップルナイター」と銘打って芦屋のモーニング、福岡のデイレースとともに競艇ファンを盛り上げてくれています。
ちなみに「パイナップルナイター」のパイナップルは、若松の「松」から名付けたそうです。
若松競艇場の館内には競艇場の食堂としてはとても珍しい「炭火やきとり」のお店があります。その名も「炭火やき鳥かっぱ」。若松競艇場のイメージキャラクター「かっぱくん」から名前をいただいたわけではなく、ご当地の伝説「河童」にちなんで名付けられています。ボートレースを見ながら本格的な「炭火焼き鳥」がいただけるなんてとても羨ましい環境です。
若松競艇場(ボートレース若松)水面特徴
同じように見えても「水質」「広さ」「レイアウト」など様々な各レース場。
ここでは、「若松競艇場」の水面や水質、コースレイアウトなどを中心に、予想に役立つ情報をまとめてお届けいたします。
コース展開図(レイアウト特徴)
レイアウト的に目立つ特徴はなく、スタンダードなレース場だといえます。
海側との接点は2マーク側となるので、干潮から満潮に向かう上げ潮は「追い潮」となって追い風と同じような状況になります。
逆もまたしかりなので覚えておきましょう。
第1ターンマークの振りだし幅は9mとそれほど大きくはないので、基本イン有利で間違いありません。
水質・風・天候の特徴
若松競艇場は海の中のレース場なので、潮目や風による波、うねりにも注意が必要です。
【水質の特徴】
当然ながら海水なので浮力が大きく、体重の重い重量級の選手でもあまりハンデになりません。
逆に水面が荒れていたりすれば体重の重い選手へ有利に働く場合もありますので、普段予想から外してしまいがちな重量級の選手にも注目が必要です。
海の競艇場ですが風が強くなければ水面はそれほど荒れません。どちらかといえば「静水面」です。
しかし、多くの選手がここを「難水面」といい、「乗りにくさ」を訴えています。
出走表や公式サイト、スポーツ紙に選手コメントが掲載された際は、「乗り心地」について発言されていると要チェックです。
【風の特徴】
若松競艇場最大の特徴といっても過言ではないのが「風」です。強風の日が多いので風のチェックは若松では必須となります。
中でも「追い風」「向かい風」などの風向よりも、何メートルの風なのか「風速」が展開を大きく変化させます。競艇のセオリーである「追い風→差し・イン有利」「向かい風→まくり・ダッシュ有利」と考えると真逆の結果になることが多いので、あくまでも「風速」が強ければ(5~6m以上)ダッシュ有利、弱ければ「イン有利」と覚えておきましょう。
【天候の特徴】
荒れることで知られる玄界灘に面しているため、ひとたび天候が崩れると大荒れになることも珍しくありません。そのため「安定板使用※」になるレースも決して少なくありません。「安定板」が使用されたレースでは、前述した「風速」が強くても「インサイド決着」になりやすいのでご注意ください。
※安定板とは?
モーターの下側、スクリューの取り付け位置の上に差し込む平たい板状のパーツです。水との接点を増やすことで文字通り艇の挙動を安定させる効果があるので、荒天時には主催者の判断で取り付けが行われます。
接点が増えるということは、逆にいえば抵抗になるので、ダッシュや全速ターンが効きにくくなるので、イン側が有利に働きます。
また、選手がいう「乗りにくさ、難水面」が解消されるので、実力上位選手が着に絡みやすくなります。
コース別入着率&決まり手
ボートレース若松の公式最新3ヶ月コース別入着率、および、コース別決まり手データーから傾向をチェックし特徴をピックアップしてみました。
【1コース1着率は全国平均を上回る】
コース別の勝率は全国の平均値と大きく乖離することはないが、全体的に「イン強」傾向が現れています。内側でみると2コースと3コースでは3コースの方が若干ながら1着率が高くなっています。
次でご説明する「まくり差し」が影響していると考えられます。
【3コース・5コースのまくり差し勝率が高い】
コース別入着率データの各数値で目立ったのは、5コースの「まくり差し」1着率(全国トップ)と、3コースからの「まくり差し」1着率(全国3位)です。
先にお伝えした「風速」や「潮目」によって外側艇が攻める展開時の有効性が現れていると思われます。
四季ごとのコース別入着率
続いては「天候」や「風」の影響が現れやすい四季ごとの入着率データから若松競艇場の特徴をチェックしていきます。
若松競艇場のロケーションでは夏の南風が「向かい風」、冬の北風が「追い風」にあたります。
一般的な競艇のセオリーからすると、夏場に外側艇の勝率が上がり、冬場はその逆になるところですが、
若松競艇場では真逆の結果となっています。
つまり、若松競艇場では、
「向かい風」→イン有利
「追い風」→ダッシュ有利
と、セオリーの真逆になりますので注意が必要です。
また戦略の1つではありますが、天候やコースの特徴を考慮した予想を自分で考えるのは難しいと感じる競艇初心者の方は、競艇予想サイトの買い目を参考にするのも1つの手なので是非活用してみると良いでしょう。
若松競艇予想の参考になるサイトについては「競艇予想サイトおすすめランキングBEST10」で解説しておりますので是非参考にしてみてください。
若松競艇場(ボートレース若松)施行者
レースの運営は当地自治体の「北九州市」と、近隣自治体である「中間市と行橋市」によって構成される一部事務組合の「中間市行橋市競艇組合」により運営されています。
企画レース
若松競艇場では1日に2回「企画レース」が開催されています。
- 5R「進入固定戦」
- 8R「エイトビート」(1・2・3号艇にA級選手もしくは実力上位選手)
5R「エイトビート」
直近30レース(2024/08/09迄)での結果は以下の通り。
最低人気 | 最高人気 | 最低払戻金 | 最高払戻金 |
---|---|---|---|
1番人気 | 47番人気 | 430円 | 32,690円 |
内側3艇に実力上位選手を配置した「企画レース」となります。
1・2・3の組み合わせによる決着は30レース中14レース
1・2・3いずれかのうち2艇が連に絡む決着は30レース中28レース
となっており、「企画レース」としての意図を充分に反映した結果となりますので、狙いやすいレースと思われます。
若松競艇場(ボートレース若松)予想のコツ
舟券予想にはいくつもの根拠を組み合わせてたった一つの勝ち舟券(3連単の場合120通りの中から1つ)を見つけ出さなければなりません。
「選手能力」「モーター」「風向き」「スタートスリット」「選手気質」など、数え上げるとキリがないくらいたくさんの要素があります。
そんな要素のひとつとして大切なのが、競艇場の特徴です。
若松競艇場の特徴を攻略して、舟券の的中率と回収率を大いに高めましょう!!
若松競艇場での予想のコツを下記にまとめてみましたので参考にしていただけると幸いです。
<若松競艇場で予想する際のチェックポイント>
- 風速を確認(5m以上の風速をマークすればダッシュ組の攻め展開をチェック)
- 潮目を確認(下げ潮なら向かい風、上げ潮なら追い風と置き換えて考える)
- 選手コメントで「乗り心地」に関して発言があればチェック
- 秋冬は太陽の逆光をチェック(大時計と重なると外側艇はスタートが厳しくなる)
- モーター勝率は参考程度に(若松は全国でも中間整備※が頻繁に行われる)
- 安定板装着レースはイン優先で予想を組み立てる
- 地元選手の過信は禁物(福岡支部は同県に3場あるため斡旋が集中せずあまり地元優位がない)
※中間整備とは?
モーターの勝率が平準化されるように、競艇場の整備士によって行われるモーター整備。
競艇場の整備士は乗艇技術を伴った方がいらっしゃるので、整備を苦手とする選手が節間中にさわったモーターよりも調子が良くなることも多く、中間整備がされたモーターは大化けすることも多いので要チェックです。
<若松競艇場で荒れる可能性が出る要素>
- 下げ潮で風速5m以上の風が吹いている
これらを頭に入れておくだけで、若松競艇場での勝率は向上すること間違いなしです。
3連単の平均配当は、全国のレース場の中では少し高めになります。
18番人気周辺が平均値となっています。
配当金の分布も万舟の割合が比較的大きいので、波乱含みの大型万舟にも期待できる競艇場だといえます。
出目確率
若松競艇場で直近1年間に出現した「出目」を割合と配当金も含めてご紹介いたします。
出目出現TOP5
※集計期間 : 2023年8月1日〜 2024年7月31日。
3連単 出目 | 出現回数 | 平均払戻金 | |
---|---|---|---|
第1位 | 1-2-3 | 163回 | 1,116円 |
第2位 | 1-3-2 | 140回 | 1,530円 |
第3位 | 1-3-4 | 117回 | 1,534円 |
第4位 | 1-2-4 | 114回 | 1,270円 |
第5位 | 1-3-5 | 84回 | 2,467円 |
ヒモ(2着)には2号艇よりも3号艇が出目的にはよく表れています。
万舟出現TOP5
※集計期間 : 2023年8月1日〜 2024年7月31日。
3連単 出目 | 出現回数 | 平均払戻金 | |
---|---|---|---|
第1位 | 2-3-1 | 19回 | 10,519円 |
第2位(同率) | 3-2-4 | 16回 | 15,763円 |
第2位(同率) | 4-5-1 | 16回 | 10,027円 |
第4位 | 2-4-1 | 15回 | 11,390円 |
第5位 | 3-5-4 | 14回 | 17,161円 |
また全国24競艇場での出目出現ランキングについては以下の記事で詳しく解説しております。
若松競艇場(ボートレース若松)予想まとめ
若松は選手にとっても、舟券を購入する競艇ファンにとっても攻めがいのある競艇場です。
決してガチガチのレースばかりにならず、配当金も平均的に妙味のある払い戻しになることが多いので、ギャンブルとして稼ぐのにはおススメの競艇場です。
特に、風向きが通常と真逆になったり、潮目が風向きと同じ効果を産み出したりと、若松を知っている競艇ファンと、そうでないファンでオッズを分け合うとき、「美味しいオッズ」に出逢える可能性が非常に高い競艇場だと思われます。
是非若松競艇場の特徴をしっかりと学んで、高額な払い戻しをゲットしてください!
また競艇初心者の方は、「当たる競艇場」のレースに絞って賭けるのも稼ぐ上では大切な攻略法です。
以下の記事で競艇初心者でも当てやすいボートレース場について解説していますので、是非ご活用ください。