日本の公営ギャンブルには競馬、競輪、競艇の3競技があります。
このなかでも、競艇はルールが複雑でよくわからないといわれます。さまざまな理由が考えられますが、最も大きいのがスタート方法が難しい点。競馬や競輪はよーいドンでスタートですが、競艇はそうではありません。しかし、最初にしっかりとルールを覚えておけば意外と簡単です。
この記事では、競艇初心者が必ず覚えておくべきルールを『基本的なもの』『スタート』『舟券の買い方』の3つの項目にわけて紹介していきます。これさえ覚えておけば競艇初心者でも存分に楽しむことができますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
競艇に関する基本的なルール
はじめに、競艇に関する基本的なルールから紹介していきます。
レースは6艇で行われる
競馬は最大18頭、競輪は最大9車ですが、競艇は必ず6艇でレースが行われます。
最も内側が有利な一号艇、そこから外に向かった二号艇から六号艇となります。ヘルメットと服の色も枠により以下のように決められています。
- 1号艇⇒白
- 2号艇⇒黒
- 3号艇⇒赤
- 4号艇⇒青
- 5号艇⇒黄
- 6号艇⇒緑
競馬の場合は勝負服が枠で決まっていることはありませんが、競艇の場合は枠により色が決まっているため観戦しやすいです。しかし、必ず1号艇が最内であるという保証はありません。これに関してはスタートの項目で詳しく紹介していきます。
600mのコースを3周してゴール
競艇場は必ず1周の長さが600mで3周したらゴールです。
競馬の場合は各競馬場で長さが異なりますが、競艇は統一されています。そのため、レースにより長さが違うということはありません。大きなレースでも小さなレースでも3周したら終わりです。
また、競艇の特徴としてスタート前の周回展示というものがあります。これは実際にレースが始まる前に選手がコースを実際に走るというもの。
スタートの練習を行うスタート展示と実際にレースを走る周回展示の2つがあります。何年も競艇に賭けている方は、最終的にこの展示の様子を見て買う選手を決めていきます。
モーターとボートは抽選
ここも競艇ならではの斬新なルールですが、レースで使うモーターとボートは抽選で決まります。つまり、自分が持っているものを使っているとか、スポンサーから提供されている自前のものを使ったりなどはできないということです。
競艇にとってモーターは心臓部。レースの結果を大きく左右するものですが、抽選で良いモーターが当たるかどうかは完全に運です。そのため、どれだけ成果を出しているベテラン選手でも、モーターの調子が悪ければデビューしたばかりの新人に簡単に負けてしまうこともあります。
競艇は選手がどの艇に乗るかを抽選で決めて、節のはじめにモーターも抽選で決めます。モーターの性能はどれも微妙に異なるものばかりなので、出走表に記載されているモーター勝率も、競艇で賭ける際は見ておくべき重要な部分です。
6種類の決まり手がある
競艇には全部で6種類の決まり手があります。決まり手をすべて覚えておくと、競艇を予想する時に得意な選手や苦手な選手を判断できるため、レース展開を予想しやすいです。
- 逃げ
- 差し
- まくり
- まくり差し
- 抜き
- 恵まれ
競艇はとにかく1号艇が有利な競技。そのため、最も内側の選手が最初から最後まで1着で逃げるレース展開になることは多くあります。
次に多いのが差し。差しは1号艇が膨らんだ隙をついでイン内側に入る決まり手。まくりは外側の選手がターンマークで抜き去ることで、まくり差しはさらに外側から膨らんだ艇を内側から差した時の決まり手です。
抜きは第1ターンマーク以降で1着が変わる決まり手で、恵まれは転覆などで前を走っていた艇がリタイアした時に繰り上げで1着になった時の決まり手です。
競艇のスタートに関するルール
競艇初心者の方に最も覚えておいてもらいたいルールといっても過言ではないのが、競艇のスタート方式です。特殊なスタート方式に関するルールを以下でまとめて紹介していきます。
フライングスタート方式を採用している
競艇では他の競技にはないフライングスタート方式と採用しています。
普通はスタートラインやゲートに選手が並び、停止した状態からスタートします。競馬なども馬がゲートに入ってから同時にスタートしますよね。しかし、競艇ではスタート前から艇は動いており、一定の時間内にスタートラインを通過することでレースがスタートするという方式を採用しています。
競艇場には大時計と呼ばれる大きな時計がスタートライン付近に設置されているのですが、選手はこの時計がスタート時刻を指してから必ず1秒以内にスタートを通過しなければいけません。
よーいドンでスタートするわけではないため、スタートが得意な選手と苦手な選手がいます。スタートが上手な選手であればその1秒以内のギリギリでスタートラインを通過できるため、他の選手よりも早い段階で有利に立つことができるというわけです。
フライングと出遅れ
上記で説明したように競艇ではフライングスタート方式というスタート方法を採用しているため、スタート事故というものが起こります。
- フライング⇒スタート時刻よりも前にスタートラインを超えてしまう
- 出遅れ⇒スタート時刻を指してから1秒を過ぎてもスタートできていない
フライングはもちろんですが、スタート時刻を過ぎているにも関わらずスタートを切れていない艇も罰の対象となります。このスタート事故は0.1秒でも駄目な非常に厳しいもので、もしも選手が起こしてしまうと厳しい罰則が科せられます。
ちなみに、スタート事故を起こした艇に関する舟券は問答無用で全額返還です。そのため、もしもスタート事故が起きてしまう競艇場だけが損をしてしまうということになりますので、選手にはそういう事態を起こさないように厳しい罰則を科すというわけです。
競艇の舟券の購入に関するルール
競艇は公営ギャンブルなので、当然ですがお金を賭けて楽しむことができます。ここからは、舟券の購入に関する基本的なルールを紹介していきます。
舟券は全部で7種類
まず初心者の方が覚えておかなければいけないのが舟券の種類です。
単勝 | 1着の艇を当てる |
---|---|
複勝 | 2着までに入る艇を当てる |
2連単 | 1着と2着の艇を順番通りに当てる |
2連複 | 1着と2着の艇を当てる |
3連単 | 1着から3着の艇を順番通りに当てる |
3連複 | 1着から3着の艇を当てる |
拡連複 | 1着から3着までの2艇を当てる |
最も勝率が高いのは2着までに入る艇を当てればいい複勝ですが、当てやすいので配当は少なめ。反対に最も当てるのが難しいのは1着から3着を順番通りに当てる必要がある3連単ですが、オッズは高く設定されているため配当が大きくなります。
初心者の方は、オッズと勝率のバランスが良い2連単か2連複から挑戦してみましょう。賭ける際はまず頭となる艇を決め、それを軸にしてから次にくる艇を決めるという考え方が一般的です。
さまざまな買い方がある
昔は舟券は競艇場で買うのが一般的でしたが、現在はさまざまな買い方が用意されています。
- 競艇場
- チケットショップ
- 電話
- インターネット
競艇場で購入できるのはもちろんですが、今の主流はインターネットです。ネットを使えばクレジットカードで気軽に購入できるため、現地で競艇を見ながら舟券はネットで購入するという方も決して少なくありません。
また、最近はネットですべての競艇場のレースがリアルタイムで観戦できるため、わざわざ現地に行かずともすべての競艇を楽しめます。そのため、ネットで舟券を購入する方法は必ず覚えておきましょう。ネットで詳しい方法は詳しく後述します。
マークシートの書き方
出典:競艇の公式サイト
現地で競艇を楽しみながら舟券を購入したいという方は、上記のマークシートを使って買います。方法はとてもシンプルかつ簡単で、自分が買いたい舟券の種類や金額を塗りつぶしていくだけ。
上記画像を参考に、それぞれの番号の部分を解説していきます。
- 1:開催場
- 2:レース
- 3:式別
- 4:着順
- 5:金額
- 6:単位
- 7:取り消し
ここで重要になってくるのが、2連と3連の識別です。2連で買う場合は1着と2着のみ。3連で購入する場合はその隣の指定ボックスのなかに1着から3着の予想を入れていきます。
これを専用の窓口か自動販売機へ持って行き、塗りつぶした該当金額を投入すると舟券を購入することができます。どうしてもわからない場合は競艇場のスタッフの方へ気軽に確認してみましょう。
インターネットで購入する方法
上記では舟券の購入方法を説明してきましたが、いつでもどこかで開催している競艇をすべて現地で見るのは不可能です。そのため、現在は多くの競艇ファンがインターネットを通じて舟券を購入しています。ネットであればいつでもどこでも舟券を購入できるだけではなく、すべてのレースをリアルタイムで観戦することができます。
ネットを通じて舟券を購入する場合は「インターネット即時投票会員」へ登録する必要があります。これに登録すれば、全国で開催されている競艇をいつでもどこでもネットから舟券を購入することができるようになります。
登録は以下のサイトから気軽に行えますので、興味がある方はチェックしてみましょう。
楽天銀行、ネット銀行、三井住友銀行など、指定口座を持っている方であれば誰でも気軽に登録が可能です。
まとめ
競艇の基本的なルール、スタートに関するルール、舟券の購入に関するルールを紹介してきましたが参考になりましたか?
競艇は他の公営ギャンブルに比べてルールが複雑で難しいという印象を持っている方は少なくありません。モーターの抽選であったりフライングスタート方式でそうさせている要因ではありますが、ルールを一度覚えてしまえば誰でも簡単に競艇を楽しめます。
競艇は必ず6号艇で行われるものなので、競馬や競輪でまったく当たらないと悩んでいる方におすすめ。最も当てやすいため、ギャンブル本来の当たる快感を味わい方はぜひ競艇をやってみましょう!
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