競艇をしてみたいけど基本的な知識がない…
競艇は競馬や競輪と同じ公営ギャンブルではありますが、長い歴史があるため今更テレビや雑誌などのメディアで初心者へ向けたコンテンツが提供されることはありません。基礎知識を勉強するためには、自分で検索して調べるしか方法がないのが現状です。
そのため、この記事では「競艇の初心者はとりあえずこれだけ覚えておけば大丈夫!」という基礎知識とルールをまとめて紹介していきます。
この記事を読めば競艇の舟券を購入することができ、何を予想の参考にすればいいのかがわかります。実際に賭けられるようになるだけではなく勝つために不可欠な知識も紹介していきますので、競艇の初心者の方はぜひ最後までご覧ください。
競艇初心者が覚えるべき7つの基礎知識をまとめて紹介
以下の項目では、競艇の紹介が必ず覚えておかなければいけない基礎知識をまとめて紹介していきます。この記事を読めば、舟券の買い方、勝ち方、予想の仕方などがわかりますので、必ず紹介の方はすべての項目を把握しておくようにしてください。
全国24カ所に競艇場がある
日本全国には24カ所の競艇場があります。
関東、東海、近畿、九州、四国、中国にありますが、東北と北海道にはありません。冬季に水面が凍結するリスクがある地域以外の場所には競艇場があるのです。
すべての競艇場の場所と名前を覚える必要は一切ありません。初心者が覚えておかなければいけないのは、全国24カ所の競艇場はそれぞれで全く個性が異なるということです。
たとえば、大村競艇場はインコースの勝率が高いため荒れにくいといわれています。中には水面が荒れる傾向にありアウトが強い競艇場があるなど、それぞれで異なるさまざまな個性があります。
競馬と同様に、競艇も毎日24カ所のいずれかでレースが開催されています。
最近ではテレビや現地へ行かずとも、インターネットが繋がっていれば公式ホームページからすべてのレースが視聴できます。詳しくは後述しますがインターネットを介して舟券も購入できるため、わざわざ現地へ行く必要はありません。
しかし、各競艇場には魅力的がグルメがあります。競艇新聞の発売や予想屋、目の前を猛スピードで走るボートを見られるのも現地だけ。入場料は100円と安いので、少しでも興味があり近くに競艇場がある方は、ぜひ現地でも見てみてください!
舟券はインターネットで買える
舟券はインターネットを利用して買うことができます。
前述したように競艇は365日いつでもどこかで開催しています。時間もナイターレースという夜遅くに開催されているものがあるため、仕事が終わり帰宅してからでも楽しめるのです。
インターネットで舟券を購入するためには、「インターネット即時投票会員」へ登録する必要があります。ペイペイ銀行、楽天銀行、三井住友銀行などの指定銀行はありますが、該当口座を持っているのであれば、たったの3つのステップで約5分で登録が完了します。
- 口座確認
- 口座振替契約
- 会員登録
もちろん登録料は無料で年会費もありません。全国で開催されている24会場のレースを賭けられるようになるだけではなく、4つのスポーツ紙の予想も無料で閲覧でき、さらには競艇のレース映像とライブとアーカイブで視聴できるようになります。
入金は1000円からですが舟券は100円から購入できます。まずインターネット即時投票会員へ自身の口座から振り込み、そこから舟券を買うという流れになるため、誰でもすぐに舟券をインターネットで購入できるようになります。
最大6艇で600mのコースを3周
競艇は、最大6艇で600mのコースを3周ということがルールで決まっています。
競馬は最大18頭でレースにより出走数が変わります。しかし、競艇は最大でも必ず6艇。時々何らかのトラブルにより5艇になることはあるものの、問題がなければすべてのレースで6艇です。
ちなみに、出走する6艇は遠くから見てもわかりやすいように色付けされています。
- 1号艇⇒白
- 2号艇⇒黒
- 3号艇⇒赤
- 4号艇⇒青
- 5号艇⇒黄
- 6号艇⇒緑
ボートの色だけではなく救命胴衣の色も上記の通りになっていますので、インターネットで閲覧している際も色を見て自分が購入した艇を見極めることが可能です。
また、競馬はレースにより走行距離が変わりますが、競艇の場合は600mを3周する1800mという形で固定されています。風や雨が強い日は1200mになる場合もありますが、一般的にはレースの距離が変わることはありません。
選手の実力はランクで分類されている
選手の実力がランクにより分類されているというのも競艇ならではの特徴です。
具体的には競艇選手のランクは4つに分かれています。選手はランクに応じたレースに出走できる権利があるだけではなく、競艇を楽しんでいる方も選手のランクを見ながら予想ができます。
- A1
- A2
- B1
- B2
全国の競艇選手は約1600人いますが、最高クラスであるA1級は約20%です。
ランクが高い選手ほど賞金額が多い大会に参加でき、反対に新人やあまり勝てていない選手はBクラスに在籍しています。つまり、A1に属している選手がそのレースに出ていれば、B級に属している選手よりも実力があるということになります。
当然ではありますが、A1選手が必ず勝つわけではありません。しかし、B級選手よりも実績があることは間違いありませんので、予想をするうえでは十分に参考にできるはずです。
ちなみに、この選手のランクは出走表を見れば誰でも確認できます。
よくA1選手が1号艇であれば鉄板といわれていますので、競艇の予想をしたことがない初心者の方は、まず1号艇がA1選手のレースをチェックしてみてください。
待機行動
競艇には待機行動という時間があります。
競艇を見たことがあれば知っているかもしれませんが、競艇はレースが始まる前にゆっくりと走りながら動いている時間があります。これが待機行動で、この時間に選手はコース取りの駆け引きを行っています。
つまり、ルール上は6号艇の選手が1コースに進入しても問題ないということです。
外側の選手は少しでも内に入ろうとするためインへ侵入しようとします。しかし、インにいる選手は外にいきたくありませんので、インに侵入しようとしてくる選手をブロックします。
しかし、外のコースの選手が必ずしも1コースに進入すればいいというわけではありません。
中には外枠の方が得意な選手もいますし、インが苦手な選手もいます。また、インを取ろうとしすぎてボートが前に流れ過ぎてしまうと助走距離が短くなるため、スタートで不利になる可能性があるというリスクもあります。
初心者の方は待機行動中に何をしているかわからないと思いますが、あれはコースを取るための攻防だと考えてください。また、必ずしもインを取るのがいいというわけではないというのも覚えておくと、予想の際に便利に活用できるはずです。
圧倒的に1号艇が有利
圧倒的に1号艇が有利という点も競艇の基礎知識として押さえておきましょう。
スタート時の枠番が優劣差が大きく影響しているというのは競艇ならでは。競馬も1枠1番の内は有利であるとされていますが、それでも競艇程の優劣差はありません。
競艇は1号艇が全レース平均で50%を超えています。2レースに1回以上は1号艇が勝つのが競艇なので、1号艇が勝ちやすいという点は決して無視できません。
しかし、1号艇が勝ちやすいからといって必ず勝つわけではないのが競艇です。
上記で1号艇にA1級選手が乗っていると鉄板レースになりやすいと記載しましたが、それでも波乱があり負ける可能性もあります。重要なのは1号艇が圧倒的に有利であるということを把握しているということ。
競艇初心者の方は、まず1号艇を軸に考えながら流しとなる艇を決めていく流れになるでしょう。
モーターの性能差が大きく影響する
競艇で利用しているモーターは全て同じメーカーで同じ型です。しかし、製造時における数ミリから数ミクロの差により、劣化や摩耗に大きなパワーダウンがあります。
つまり、モーターにより性能差が大きくあるということです。
そのモーターはどのように決めているのか、実はレースの前日に抽選で決めています。強いモーターが弱い選手に搭載されていることもあれば、弱いモーターが強い選手に割り当てられることもあるというわけです。
モーターはボートのエンジンです。
ピストンの出力を上げれば加速度が上がり、チルトの角度を変えることで水面に接する面積を大きく変更できるため乗り心地が変わります。
モーターの性能差は各媒体で紹介されていますので、レースが始まる前に自分が購入しようと考えている選手に搭載されているモーターの強さをチェックしてみてください。
そうするだけで大きく予想の精度が変わりますので、初心者の方はまずモーターの性能差をチェックする癖をつけましょう。モーターの性能差は選手のランク並に重要なファクターです。
まとめ
競艇の初心者が覚えるべき基礎知識をまとめて7つ紹介していきました。
上記項目では舟券の買い方、競艇の基本情報、基本的なルール、予想の仕方を解説しています。まずは1号艇が圧倒的に有利であり、予想をする際はモーターの性能差と選手のランクが重要です。
競艇は競馬とは違う特殊なルールがありますので、覚えるのは大変ですが知識として理解していればさらに競艇を楽しめることは間違いありません。