みなさんは、競艇の拡連複がどのくらいの確率で当たるのかについて知っていますか?
競艇とは、予想の仕方によって購入する舟券が異なり、全部で7種類存在しています。
その7種類の舟券は、予想の仕方のほかにもそれぞれ違う点がいくつか存在しています。
そのひとつとして注目されているのが的中率や確率と言われているもので、その舟券の予想がどれくらい当たりやすいのかを示している数字となります。
当たる確率が高い舟券を購入すれば、予想的中の確率は上がりますし、当たる確率が低い舟券を購入すれば予想的中の確率は下がります。
自分の実力と相談し、適切な舟券を購入することが鍵となる競艇予想なのですが、現在『拡連複』という舟券が注目を浴びています。
舟券の中でも予想が当たる確率が高いとされている拡連複ですが、いったいどのくらいで当たるのでしょうか。
また、拡連複で勝つためにはどのような点に気をつけたら良いのでしょうか。
そこで本記事では、拡連複の舟券について気になっているという人向けに、拡連複の舟券の当たる確率についてや、拡連複で勝つためのコツについて詳しく紹介していきます。
これから拡連複の舟券の購入を検討している人は、ぜひチェックしてみてください。
そもそも拡連複とは?詳しく解説
拡連複の当たる確率について紹介する前に、まずは拡連複という舟券がどのような舟券なのかについて詳しく解説していきます。
拡連複について気になっているけど、どのような舟券なのかいまいちよくわからないという人は、ぜひチェックしてみてください。
3着のうち2艇を当てる舟券
競艇の拡連複とは、3着までにゴールする艇のうち、2艇を予想するという仕組みの舟券です。
つまり、自分が予想した2艇が着順に関係なく3着以内に入っていれば良いため、2連複や3連複に比べて予想がしやすく、非常に当たりやすい舟券となっています。
舟券の頭文字に2や3などの数字が入っておらず、競艇初心者の人からするとあまり聞き馴れない名前の舟券ですが、競馬で例えるならばワイドと呼ばれている馬券と同じ意味を持っています。
平均配当金は350円前後
およそ20%の的中率を誇っている拡連複ですが、平均配当金はおよそ350円となっています。
これは、毎回350円の配当がつくというわけではなく、過去のレースで拡連複でついた配当金の平均値を割り出した数字になるため、荒れた日のレースであれば1,000円を超えるような高配当もつく場合がありますが、ほとんどの場合で350円を少し下回る程度と考えて良いでしょう。
拡連複の350円という平均配当金は、単勝、複勝に次いで舟券の中では3番目に低い数字であり、7,300円の平均配当がつく3連単などに比べると少し寂しい値段です。
そのため、拡連複は大勝ちをしたいという人には向いておらず、そのような人たちは3連単などの高配当のつく舟券をおすすめします。
拡連複の当たる確率について詳しく解説!
拡連複がどのような舟券なのかわかったところで、次に拡連複の当たる確率について紹介していきます。
拡連複がどのくらいの確率で当たるのかについて気になっている人は、ぜひチェックしてみてください。
組み合わせは15通り
競艇において、1着から3着までに入る艇のうち、順位に関わらずそのうちの2艇を予想する拡連複は、全部で15通りの組み合わせがあります。
選んだ艇が1着・2着でも、2着・3着でも、あるいは1着・3着でも予想は的中となります。
他の舟券と拡連複が違うところは、勝ちの組み合わせが毎レースごとに複数出るという点です。
例えば、3連単などは1着から3着までの3艇を順位まで当てなければならなく、予想的中の組み合わせは1通りのみとなります。
しかし、3艇のうちの2艇を選ぶ拡連複では、毎回3通りの予想的中の組み合わせが出ることとなり、的中率は3/15となります。
的中確率はおよそ20%
拡連複には3/15通りの組み合わせが存在しており、確率にしておよそ20%となっています。
20%で予想が的中するということは、5回レース予想をすればそのうち1度は当たるという計算となり、競艇の舟券の中では比較的的中率が高い方の部類に属します。
とはいえ、競艇で稼ぐためには20%の勝率では回収率を100%以上に保つことはできません。
3連単のように高配当な舟券であれば1発で収支がプラスになるという事例もありますが、平均配当金が350円前後の拡連複では、一発逆転はほぼないと考えて良いでしょう。
そうなると、20%の勝率を限りなく100%に近づけた状態でレースに臨まなくてはなりません。
競艇場の特徴や選手の特徴、拡連複の特性を活かしたレース予想を行なうことで、拡連複の20%の勝率を100%に近づけることは可能です。
的中率の面から見る拡連複は、3連単に比べて配当は低いですが、その分的中率が高く、予想が一筋縄ではいかない拡連複は、単勝や複勝では物足りないといった競艇に慣れてきた人たちにはとてもおすすめの舟券だということがいえます。
拡連複の全通りを買えば的中率は100%?詳しく解説
次に、拡連複で全ての組み合わせを買えば的中率が100%となり、絶対に勝てるのかについて解説します。
競艇ファンであれば誰もが一度は考えたことがある作戦ですが、拡連複にそれは通用するのでしょうか。
全通り買うことを検討している人は、ぜひチェックしてみてください。
的中はするが収支がマイナスになる
全部で15通りある拡連複の組み合わせの中には、3パターンの当たりが存在しています。
舟券の1点買いをした場合、予想が的中する確率は20%となります。
当然、買い目を2点、3点と増やしていけば、的中率は上がります。
つまり、全通りの組み合わせを購入すれば、絶対に予想は的中するという仕組みになっています。
しかし、予想は的中しますが、結果として儲けることができるのかというと、そうではありません。
1点100円で舟券を購入したとしても、15点で1,500円となります。
拡連複の平均配当を考えると、どうしても収支をプラスにすることはできません。
オッズが高くなり、高配当が出るとしても、毎レース高配当がでるということはほぼ考えられないので、拡連複の全通りを購入した場合、的中率は100%となりますが、収支はマイナスとなってしまうためおすすめはできません。
拡連複で稼ぐための4つの必勝法
最後に、拡連複で稼ぐために、勝つ確率を上げるための3つのコツを紹介します。
- ボックス買いを意識する
- 競艇場と選手の特徴を理解する
- 買い目と投資金額を調整する
以下では、1つずつ詳しく紹介するので、これから拡連複の舟券の購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
ボックス買いを意識する
拡連複で稼ぐため、勝つ確率を上げるコツとして挙げられるのがボックス買いを意識するという点です。
ボックス買いとは、選んだ艇の組み合わせを全て買うという舟券の買い方で、上級者向けの難しい買い方となります。
しかし、理解してしまえばそこまで難しくはなく、的中率を上げるとても効率的な方法のため覚えておくと良いでしょう。
以下では、拡連複の場合のボックス買いの買い目についてまとめたのでご覧ください。
ボックス | 買い目 |
2艇ボックス | 1点 |
3艇ボックス | 3点 |
4艇ボックス | 6点 |
5艇ボックス | 10点 |
6艇ボックス | 15点 |
拡連複においては、3着以内に入る2艇を選ぶ舟券のため、2艇ボックスは購入しても意味がありません。
また、6艇ボックスは全15通りを購入することになり、買い目が増えてしまうためおすすめはできません。
拡連複でボックス買いをするのであれば、3艇ボックスがおすすめです。
的中率を上げられることに加え、買い目が3点とそこまで高くありません。
拡連複で勝つ確率を上げたいという人は、ぜひボックス買いを意識してみてください。
以下では、競艇のボックス買いについて詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
3着に入る艇を考える
拡連複で稼ぐためのポイントとして挙げられるのが、3着に入る艇を考えるという点です。
拡連複では、単勝とは違い2艇を選ぶ舟券となっており、3着以内に入るうちの2艇を選ぶことになります。
選んだ艇の着順は関係ないため、1着・2着・3着のうちのどれか2艇を予想するのですが、競艇ではインコースが有利だという特徴などがあり、1着を予想するのは他の着順を予想するよりも比較的簡単だといわれています。
そのため、3着にぎりぎり入るか入らないかの艇を見事的中することができれば、平均配当金を上回る高配当を手に入れることができるため、拡連複で稼ぎたいという人は、ぜひ3着にぎりぎり入りそうな艇の予想に注力してみてください。
競艇場と選手の特徴を理解する
拡連複で稼ぐため、勝つ確率を上げるコツとして挙げられるのが競艇場と選手の特徴を理解するという点です。
競艇において、拡連複に関わらず全ての舟券で勝つために絶対に外せないコツなため、覚えておいて損はないでしょう。
全国に24ヶ所ある競艇場には、それぞれの特徴があり、レース結果に大きな影響を与えます。
海水の競艇場と淡水の競艇場では浮力の関係で差がでるほか、強風でレースが荒れやすい競艇場や、時間帯によって各コースの勝率が異なる場合があります。
また、選手のランクや得意の決まり手によって競艇場との相性もあるので、競艇場と選手の特徴を理解しておくことがとても重要となります。
そのため、拡連複で予想するレースが行われる競艇場の特徴と、出走する選手の特徴は最低でも覚えておきましょう。
以下では、全国の競艇場の特徴について詳しく紹介しているのでぜひご覧ください。
買い目と投資金額を調整する
拡連複で稼ぐため、勝つ確率を上げるコツとして挙げられるのが買い目と投資金額を調整するという点です。
競艇の拡連複において、稼ぐには的中率を上げるだけでは稼ぐことはできません。
投資金額を上回る金額を稼ぎ続けることが、拡連複で稼ぐということになります。
そうなると、的中率も大事ですが、いかに投資金額を少なく済ませ、確実に勝つのかが重要となります。
上記でも紹介した通り、全ての買い目を購入すれば的中率は100%となりますが、収支がマイナスとなってしまいます。
そのため、上記で紹介したような競艇場の特徴や選手の特徴を理解し、予想をできるだけ絞り舟券を購入することで、少ない買い目でも高い確率で勝つことが可能となります。
目安としては、拡連複の場合は買い目は2点、投資金額は500円程度に抑えておくことをおすすめします。
まとめ
拡連複の舟券の当たる確率についてや、拡連複で勝つためのコツについて詳しく紹介しました。
およそ20%と、舟券の中では比較的高い的中率を誇っている拡連複ですが、今回紹介したコツを実践すれば、確率はさらに上昇するでしょう。
拡連複の舟券が気になっているという人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。