競艇選手にも派閥は存在する?各選手の師弟関係を一挙紹介!

競艇選手 派閥
雑学

みなさんは、競艇選手にも派閥や師弟関係が存在しているということをご存知でしたか?

競艇とは、6艇のボートによって繰り広げられる水上のレースです。

レースに勝つためには、スタート技術やダッシュの技術などの技を磨く必要があります。

また、ボートにはモーターやプロペラといった部品がついており、それらの部品を選手自らが調整しレースに臨みます。

部品の調整次第で、レース結果に大きく影響が出る部分のため、部品の調整技術も勝つためには必要なスキルとなります。

競艇界では、これらの競艇選手として習得するべきスキルなどを、師弟関係によって学んでいくという風習があります。

そこで本記事では、競艇選手における派閥や師弟関係について、いったい誰と誰が師弟関係にあるのかなどについて詳しく紹介していきます。

競艇選手の派閥や師弟関係について気になっているという人は、ぜひチェックしてみてください。


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この記事の監修者
後藤孝男
競艇予想サイトNAVI 運営責任者【北村 功平】
1978年 2月11日生まれ。一橋大学卒業。大学時代から競艇にハマり、そのまま好きが高じて某スポーツ新聞社に入社。競艇をはじめ、競馬や競輪関連の記事を長らく担当。生粋の競艇好きで、休みの日もビールを片手に全国の競艇場に姿を表す。競艇を愛して22年、彼以上の競艇知識を持つ人間にはほとんど出会えない。競艇予想サイトNAVIでは全体監修を担う大黒柱。

なぜ競艇選手には派閥や師弟関係があるのか?詳しく解説

競艇選手 派閥

はじめに、なぜ競艇界には派閥や師弟関係があるのかについて紹介していきます。

競艇選手の派閥や師弟関係について詳しく知りたいという人は、ぜひチェックしてみてください。

昔のルールの名残が残っている

なぜ競艇選手には派閥や師弟関係があるのかというと、それは昔の競艇のとあるルールがルーツになっているようです。

昔は、競艇界に持ちペラ制度という制度が存在しており、自分で叩いたペラを直接レースに持ち込むことができました。

これによって、選手に差が生まれ、ペラの調整技術の高い選手が有利となり、ペラの調整が上手くない選手はレースの成績もあまり良くないといったものでした。

そのような状況を打破すべく、ペラの調整が上手くない選手は、調整が上手い先輩レーサーに技術を教えてもらうということが流行り、これが師弟関係へと繋がっています。

ペラ技術だけでなく、スタートやダッシュの技術など、競艇に関するすべてを師匠から学ぶことで、いち早く成長できるため、若手レーサーは大御所のレーサーへ次々と弟子入りするといった流れとなりました。

その他にも、社会人として、競艇選手としてのマナーなども師匠から教わっていたという噂もあります。

師弟関係を結ぶきっかけ

ペラ調整のやり方など、競艇選手としてのイロハを師匠から弟子に伝達していくのが競艇選手の師弟関係というものですが、いったいどのようなきっかけで師弟関係を結んでいるのでしょうか。

代表的な師弟関係のきっかけとして挙げられるのが所属支部です。

地元や所属支部が同じ選手は、対面する機会も多く、師弟関係を結びやすいといえます。

競艇界に存在している師弟関係のほとんどが同じ支部の選手同士のコンビなため、同じ所属支部に一流のレーサーがいる若手選手にとってはとてもラッキーなことでしょう。

また、その他にも稀にレーススタイルに憧れをもっていたり、あの選手のスタート技術を学びたいなど、所属支部の枠を超えた師弟関係も存在しています。

競艇選手全員が師弟関係にあるわけではない

昔から師弟関係に結ばれやすい競艇界ではありますが、全員が師弟関係を結んでいるわけではありません。

人との馴れ合いを嫌う選手もおり、そのような人たちは周りから一匹狼などの異名を付けられることもあります。

中には、弟子を作らないと公言している選手もいます。

競艇には、師弟関係を結ばなくてはならないなどの公式なルールは定められていないため、競艇選手全員に師匠がいて、弟子がいるというわけではありません。

競艇選手の師弟関係を一挙に紹介!

競艇選手 派閥

次に、競艇選手の師弟関係を一挙に紹介していきます。

どの選手とどの選手が師弟関係にあるのかについて気になっている人は、ぜひチェックしてみてください。

  • 金谷秀男×松井繁
  • 峰竜太×上野真之助(その他6人)
  • 今村豊×白井英治
  • 江口晃生×毒島誠

以下では、1組ずつ詳しく紹介していきます。

金谷秀男×松井繁

競艇予想をしている人で、松井選手を知らない人はいないのではないかと言われているくらい、超一流レーサーである松井選手にも、実は師匠が存在していました。

生涯獲得賞金が競艇選手の中で唯一30億円を突破している、まさにレジェンドと呼ばれている松井選手ですが、その松井選手の高度な部品の整備技術、スタート、ダッシュの技術などは、金谷選手から教わったものだったということになります。

ともに大阪出身の2人は、松井選手の実家の魚屋が卸していた寿司屋に金谷選手が常連客として来店していたことをきっかけに仲良くなり、そこから師弟関係に発展したといわれています。

また、松井選手は記者のインタビューに対して塩対応となる事が多く、その点も金谷選手と似ていることから、レース以外の面でも師匠の影響を大きく受けているということがわかります。

そんな松井選手ですが、現在は弟子をもつまでになっており、北村征嗣選手、山本隆幸選手、鎌田義選手の3人が弟子としてついています。

上記でも申し上げた通り、師弟関係は基本的には同じ所属支部で結ばれるものなのですが、松井選手の3人の弟子は兵庫支部所属となっており、異例の関係ということになります。

競艇界の絶対王者の弟子となると、将来が楽しみになりますよね。

松井選手の3人の弟子たちの今後の活躍にも期待です。

松井選手については、以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

競艇の絶対王者!松井繁の凄すぎる成績とは?

峰竜太×上野真之助(その他6人)

松井選手と並び、競艇界のレジェンドと呼ばれることもある峰選手ですが、上野選手が弟子として師弟関係を結んでいます。

しかし、峰選手の弟子は上野選手だけではありません。

他にも、山田康二選手、高田明選手、吉田祐貴選手、安河内将選手、牧山敦也選手、安河内健選手の6人も、峰選手の弟子となっています。

上野選手を含めた弟子たちでよく『峰竜太と7人の弟子たち』などと呼ばれることも多く、こんなにも多くの弟子を持つ師匠は競艇界でも稀です。

14期連続で期別勝率が8点を超えており、毎年安定して好成績を残している峰選手には、多くの弟子たちが集まってきます。

峰選手は、その安定した成績を叩き出すためのボートの操縦技術や部品の整備技術はもちろん、人望も厚く後輩の面倒見が良いと評判で、その点からも後輩から慕われているのでしょう。

中でも、上野選手と安河内将選手はA1級の選手として活躍しています。

また、2021年8月に唐津競艇場で行なわれた峰選手が出走したレースでは、他の5艇のうち4艇が峰選手の弟子たちという珍しいレースとなりました。

結果は、見事師匠の峰選手が1位となり、師匠の貫禄を見せつけたレースとなりました。

峰選手のSNSでは、頻繁に弟子たちとのプライベートな写真が投稿されており、仲の良さが伝わってきます。

今後の峰選手と7人の弟子たちの活躍から目が離せません。

峰選手については、以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

2018年の競艇賞金ランキング1位!ボートレーサー『峰竜太(みねりゅうた)』の強さに迫る!

今村豊×白井英治

競艇界の師弟関係において、このコンビほど両者とも名の知れた師弟関係にあるのは今村選手と白井選手だけなのではないか、と言われているくらい、2人とも競艇界を引っ張っている選手の1人です。

2020年に、競艇ファンに惜しまれながらも引退した今村選手は、生涯獲得賞金が29億円を超えており、松井選手に次ぐ多さとなっています。

『スマートに勝つ』をモットーとしていた今村選手は、練習熱心で、そのスタイルも白井選手へ受け継がれることとなりました。

2人の出会いは白井選手が18歳の頃、今村選手の自宅にて挨拶をした際『養成所を卒業したら僕のところへおいで』という言葉をかけられ、措定関係が結ばれたそうです。

今村選手の教えを受けた白井選手はどんどんと成長していき、今では白井選手が競艇界を引っ張るほどの選手へとなりました。

白井選手の今村選手への愛は強く、白井選手が優勝した際のインタビューでは『師匠が成しえなかった賞金王というタイトルを獲得して、最高の恩返しができるよう日々精進したい。師匠愛してます。』という言葉を残しています。

今村選手が引退した今でも2人の交友は続いているそうで、白井選手のこれからの活躍、賞金王獲得に期待しましょう。

江口晃生×毒島誠

所属支部が群馬である江口選手と毒島選手も、強い師弟関係で結ばれています。

生涯現役を公言しており『恐れるな!挑め!』という言葉をポリシーとしている熱いハートを持った江口選手は、競艇選手として活躍しながら、大学院へ通い勉強をしているという珍しい経歴の持ち主でもあります。

そんな熱い男である江口選手の人柄に惹かれる形で弟子入りした毒島選手は、江口選手の教えを忠実に学び、競艇界のトップレーサーと呼ばれるまでに成長を遂げました。

毒島選手の特徴といえば、積極的なインコースの攻めであり、これは師匠の江口選手譲りの得意技となっています。

強い師弟関係で結ばれている江口選手と毒島選手ですが、2019年に行なわれたSG戦では、2人が対決する形となりました。

結果は見事毒島選手が優勝する形となり、レース後には「おめでとう!強かったな」という言葉とともに熱い抱擁が行なわれ、多くの競艇ファンを感動させるシーンとなりました。

競艇選手として一流となった毒島選手ですが、実は既に師匠となっており、1人の弟子をかかえています。

その弟子はなんと江口選手の甥である伊久間優選手となっています。

江口選手の熱い魂は毒島選手へと受け継がれ、今度はそれが伊久間選手へと受け継がれていくことでしょう。

毒島選手に関しては、以下の記事でも詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

競艇NGTの一角『毒島誠(ぶすじままこと)』の驚くべき実力とは?

まとめ

競艇選手における派閥や師弟関係について、いったい誰と誰が師弟関係にあるのかなどについて詳しく紹介しました。

競艇とは、レース予想を思い切り楽しむという遊び方もありますが、こうして予想以外の面でもとても興味深いエピソードが多々あります。

師弟関係を知ることで、レースのスタイルが似ていたり、直接対決で熱くなったりと、師弟関係を知らない時とはまた違った角度で競艇予想を楽しむ事ができます。

競艇選手の派閥や師弟関係について興味があるという人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。


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