競艇で稼いでる人は実在する？副業にするための買い方を公開

競艇の稼ぎだけで生活できている人って本当にいるの？　

昨今のSNSやインスタで勝ち自慢、帯自慢している競艇予想の自称プロたちは本当に存在するのでしょうか？　

今回はそんな気になる実態に迫ってみました。是非最後までお楽しみください。

競艇で稼いでる人は実在するの？

昔からプロギャンブラーと呼ばれる「賭け事」だけで生活している人は一定数いらっしゃいます。

中でも「旅打ち（たびうち）」と呼ばれる、全国の賭場（競艇場や競馬場）を旅をしながら巡るのは全てのギャンブラーの憧れともいえるでしょう。

が、当然リスクもあれば、誰でもすぐに真似できるほど甘くはありません。

競艇を本業にするほど稼ぐのは極めて困難

さらに、ギャンブルを競艇だけに絞って考えた場合、現実的に本業として生活を成り立たせることは困難極まりないこととなり、実際にいくら「羽振りの良い」話や大金を見せびらかしている人たちでも、勝つ時もあれば負ける時もあるので、本業にできている人は純粋に競艇へ賭けての収入以外を活用しているのが現実です。

公営ギャンブルの控除率（手数料）25％が重たくのしかかる

競艇は国が認可する公営ギャンブルですが、その運営には賭けに参加した人たちの売上を利用して行われています。

この運営に利用する源泉を控除率と呼び、競艇や競輪は25％、競馬はレースによって30％、宝くじは55％と半分以上が胴元（ギャンブルの運営、主催者）にわたる仕組みになっています。

そのため、あたりとハズレを際限なく繰り返して行く中で、最終的な回収率は75％に確率が収束するので、安定的に稼ぎ続けるためには勝ち続けなければならず、非常にハードルが高いといえるでしょう。

1レースあたりの売上額が少ない

競艇の良さでもある365日1日も休まずどこかでレースが行われているのが災いして、1レースあたりの売上額が競馬に比べると少なくなっている点も、稼ぐ上では不利に働きます。

もちろん、SGなどのビッグレースでは1レースの売り上げが数十億円に上ることもありますが、1年を通じた平均的な売上では数千万円規模といえるでしょう。

実際、過去の最高払戻額を競馬と比較してみると、競艇では761,840円だったのに対して、競馬では2983万2950円と大きな開きがあります。

また、競艇では1回のレースで払い戻しを受けるには上限金額が設けられており、2000万円までしか支払われません。本場やボートピアなどの自動券売機による払い戻しも1レース最大100万円となっており、元来大きな稼ぎを前提としていないことがご理解いただけるかと思います。

※自動券売機の上限100万円を超える払戻金は窓口で受け取りができます。

競艇の稼ぎを副業にはできる

競艇の稼ぎを本業にするのは難しくても、副業としてお小遣いを稼ぐことは充分に可能です。

また、副業としてしっかりと稼いでらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。

公営ギャンブルの中では一番当てやすい

最大の理由は、公営競技の中で一番的中させやすい点が挙げられます。

種類	最大競走数	3連単の組合せ数
ボートレース「競艇」	6	120通り
競馬	18	4,896通り
競輪	9	504通り
オートレース	8	336通り

「ギャンブルは時の運」、的中よりも回収率が大切とはいえ、ギャンブルでお金を減らさないためには何を置いても勝つこと、当てることが重要です。

そういう意味では6艇しか出走しない競艇は当てやすく、負けるリスクを抑えることができるため副業としては充分に狙えるといえるでしょう。

鉄板レースの予想がしやすい

ギャンブルの世界では手堅いことを「鉄板」と呼びますが、競艇はこの「鉄板レース」の見極めが他の公営ギャンブルよりもシンプルで簡単な点にも注目です。

その理由はズバリ「イン側有利」だからです。

横一列の体形からスタートし、左回りに3周して勝敗を決する競艇は、最短距離を進める内側艇が圧倒的な競技といえます。

そのため、インコースに実力上位選手や好モーターを手にした選手が配置されたレースは「銀行レース」と呼ばれるほど手堅い決着になることが多くあります。

1コースの全国平均勝率は55％前後で、半分以上1コースが1着になる競技、それが競艇の基本中の基本です。

毎日365日朝から夜までレースがある

競艇を副業にしやすくしている3つ目のポイントが、毎日朝から夜までレースが行われている点です。

それぞれ違ったライフスタイルを持っていても、1日の中でタイミングをあわせて集中することができる時間的なフレキシブルさも競艇の魅力と共に、副業として取り組みやすいポイントだといえます。

稼いでいる人が実践する賢い方法

ここからはみなさんお待ちかねの「競艇で稼いでいる人」が実践している賢い方法をいくつかご紹介してまいります。

すぐに真似できることばかりなので、しっかりと理解してまずは競艇でお金を増やす（減らさない）ことに挑戦してみてください。

舟券の賭け式（舟券種類）は投資できる予算で決める

競艇を副業にすると聞いてみなさんはいくらくらい稼ぐことをイメージされましたか？

数万円から数十万円、人によって様々なことでしょう。

例えば投資できる予算が1万円の人と10万円に人では、同じ1万円を増やしたい場合の回収率は大きな差があります。

どうしてもお金を増やしたい一心で3連単を買ってしまいがちですが、競艇で稼いでいる人は自身の予算や状況を踏まえ、賭け式を臨機応変に変更して勝負に挑んでいます。

競艇の主な賭け式は次の通り全部で7種類あります。

舟券種	的中条件	的中確率	的中に必要な 舟券点数	平均配当（オッズ）
単勝	選んだ1艇が1着	6分の1	6点	1.5～10倍 平均5倍
複勝	選んだ1艇が1着か2着	6分の2 （3分の1）	3点	1～5倍 平均2倍
拡連複	選んだ2艇が3着までに入着	15分の3 （5分の1）	5点	1.5～8倍 平均3.5倍
2連複	選んだ2艇が1着か2着に入着 （着順不問）	15分の1	15点	1.5～20倍 平均10倍
3連複	選んだ3艇が1～3着に入着 （着順不問）	20分の1	20点	5～30倍 平均12倍
2連単	選んだ2艇が1着2着に 着順通りに入着	30分の1	30点	5～50倍 平均19倍
3連単	選んだ3艇が1着～3着に 着順通り入着	120分の1	120点	10～500倍 平均75倍

的中確率が上がるほど配当金が下がる反比例の関係を基本としています。

投資できる予算が少ない（1レースにつき千円単位）なら、無理に3連単を狙わず、他の賭け式を狙うようにしましょう。ただし競艇では「複勝」は基本1倍返し程度しかオッズが付かないので最初から外しておいてもよいでしょう。

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穴狙いよりも鉄板レースをねらう

荒れると予想されるレースに多点で高配当を狙うのと、鉄板と呼ばれる手堅いレースを絞った点数で投資金額を厚めに張るのと試行回数が増えるほど理論的には近似値になっていきますが、競艇で稼ぐ、副業としてお金を増やす観点からは手堅い「鉄板レース」を中心に始めるのが得策です。

鉄板レースは競艇場が実施している「企画レース」や、イン側に実力上位、好モーター、節間成績優秀者など有利な要素をたくさん抱えた選手で構成されるレースを狙うようにしましょう。

【10月23日】今日の競艇穴予想を無料公開！荒れるレースを狙い撃ち

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期待値を理解して舟券購入に活かす

なによりも競艇でしっかりと稼いでいる人たちは「期待値」というギャンブルの必勝法則を実践しています。

期待値とは？

期待値とはそのレースが「どのくらい稼ぎやすいのか」を数値化したものです。

具体的には「的中率」×「オッズ」で計算することができ、期待値が1以上となれば稼げる、期待値が1以下ならば稼げないと判断することができます。

期待値の計算方法

例えばあるレースでの「的中率」が5％「オッズ」が25倍を示していた場合、5％×25＝1.25となり、これは買い続けていれば投資資金が1.25倍、つまり回収率125％となることを表しています。

期待値１以上のレースに集中して賭ける

良いことずくめにみえる「期待値」の法則ですが、計算式に用いる数値「オッズ」はオッズ表ですぐに正確な数字が拾えますが、「的中率」を数値化するのはなかなか困難な作業です。

期待値1以上のレースを実践で検証

ここからは実際のレースで「期待値」が1以上を示すレースの買い目で検証してみることにしましょう。

実践①　買い目を予想する

予想が難しいといわれる「江戸川競艇場」、しかも波乱の起こりやすい「女子戦」で検証してみたいと思います。

このレースでは多くの方が4号艇と6号艇を切って、1235のいずれかの組合せで決着すると予想されることでしょう。

それらの組合せによる2連単の買い目は以下の通り全部で12点になります。

実践②　期待値を算出する

オッズを確認する際、2連単は変動が大きいためできるだけ締め切り間近のオッズをチェックしましょう。

的中率は単純化するために次のような計算で算出します。

各選手の艇番別勝率で対象となる着順の勝率を足して2で割ったもの。

このレースの各選手の艇番別勝率は次の通りです。

※艇番別勝率は「艇国データベース」で確認することができます。詳しくは過去記事で解説を行っていますのでそちらをご参照ください。

選手	艇番別1着勝率	艇番別2着勝率
1号艇　沼田選手	25.0％	25.0％
2号艇　森下選手	13.3％	40.0％
3号艇　黒明選手	0％	0％
5号艇　土屋選手	4.1％	12.5％

例えば1-2の的中率は、25％+40％÷2＝32.5％となります。

これらの数字を使って期待値を算出した結果が次の表になります。

買い目	的中率	オッズ	期待値
1-2	32.5％	8.7	2.83
1-3	12.5％	12.9	1.61
1-5	18.8％	33.6	6.32
2-1	19.2％	5.5	1.06
2-3	6.7％	5.0	0.34
2-5	12.9％	11.3	1.46
3-1	12.5％	14.7	1.84
3-2	20.0％	9.7	1.94
3-5	6.3％	24.4	1.54
5-1	14.6％	49.3	7.20
5-2	22.1％	29.1	6.43
5-3	2.1％	44.9	0.94

3号艇の連対率が0％なこと、5号艇の1着率が4％しかないことと「期待値」を考えると、このレースは12点から1-2と1-5の2点まで最大絞ることができます。

抑えとして2-1、2-5の2点を追加するかどうかになりそうです。

ここでは予算を1千円として、次のような買い方にしてみます。

実践③　レース結果を検証

結果は1-2で見事的中

500円の購入だったので払い戻しは4350円となりプラス3350円、回収率は435％となりました。

このように「期待値」という考え方を取り入れるだけで、競艇で稼ぐのには有効だということがご理解いただけたでしょう。

競艇で稼いでいる人まとめ

競艇で生活を成り立たせるのは基本難しい。

けれど少しの工夫と、投資の基本的考え方である「期待値」を上手く活用できれば副業程度には稼ぐことが可能です。

よく、的中率よりも回収率が大切だ！　回収率100％を目指せ！

というようなことが語られていますが、回収率100％はお金が減っていないだけで、稼げているわけではありません。

副業として成立させるためには最低でも回収率を300％以上には設定したいところです。

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