舟券はネット投票やマークシートだけではなく、電話投票でも購入することができます。
最近はネット投票が主流となっているため利用者は減少しているものの、昔から今まで現役で稼働し続けているため、インターネットの操作が苦手な方は愛用し続けています。
しかし、電話投票はプッシュホンを押して投票していく仕組みになっているため、どの数字が何に該当しているのかを把握していなければ投票できません。
この記事では、舟券を電話投票で購入する方法を詳しく解説していきます。
舟券を買える電話投票とは
電話投票だけではなく、舟券は以下の方法で買うことができます。
- 電話投票
- マークシート
- ネット投票
1985年5月26日に平和島競艇場で実施されたことを皮切りに、電話投票のシステムは各競艇場で運用されていました。
そして、1993年から1995年にかけて全国共通会員制電話投票を目指し、地区ごとに大きな組織が形成されていきます。
電話投票は読んで字のごとく、電話をかけて舟券を買える仕組みのことです。
従来までは実際に現地へ行きマークシートを書かなければ舟券は買えませんでしたが、最近では電話投票だけではなくネット投票を使い、自宅にいながら全国どこのレースの舟券も買えます。
投票受付時間
電話投票で舟券を買える投票時間は以下の通りです。
- 通常日⇒8:00~最終レース締切まで
- ナイターレース開催日⇒8:00~最終レース締切まで(20:30前後)
- 早朝発売日⇒7:00~最終レース締切まで
早期発売日とは、SG競走やプレミアムG1競走などの大きなレースが開催される時です。
その他の日は、基本的に朝の8時から最終レースの締め切り時間まで自由に電話投票で舟券を買えるようになっています。
資金移動操作受付時間
詳しくは後述しますが、電話投票で舟券を買うためには事前に自分の資金を移動しておかなければいけません。受付時間は以下の通りです。
- 通常日⇒7:45~17:00まで
- ナイターレース開催日⇒7:45~20:50まで
- ミッドナイトレース開催日⇒7:45~17:00まで
- 早朝発売日⇒6:30~17:00(ナイター開催日は20:50)
基本的にレースが終了するギリギリまで資金の移動は可能ですが、上記時間を過ぎると入金できなくなりますのでご注意ください。
2種類の電話投票会員
電話投票会員には、以下で紹介する2種類の会員種別があります。
- 有担保会員
- 無担保会員
それぞれの違いは、テレボートへ投票資金を担保するかしないかです。
有担保会員は、電話投票用の普通預金口座を開設したうえで、投票資金を担保するための定期預金口座を開設しなければいけません。
投票した後に登録している普通預金口座から引き落としができない場合は、担保として登録している定期預金口座から不足分の資金が充当されます。
無担保会員は、入金用と出金用の口座を設定したうえで、入金用口座の残高の範囲内で舟券の投票ができるという仕組みになっています。
資金移動を行わなければいけない手間はかかりますが、有担保会員は定期預金口座を開設しなければいけないデメリットがあるため、多くの方は無担保会員を利用しています。
舟券を電話投票で買うための事前準備
ここからは、舟券を電話投票で買うための事前準備を紹介していきます。
大前提として、電話投票で舟券を買う際はテレボートへ入会しなければいけません。
テレボートに入会すれば電話投票だけではなくネット投票もできるようになりますが、入会するためには指定口座を用意しておく必要があります。
テレボートの入会は、以下の流れで行います。
- テレボートから「ネット投票会員登録」を選択する
- 指定の銀行口座を選択する
- 利用規約の確認と同意
- 必要事項を入力
- 登録完了
指定の銀行口座を持っていればすぐに登録できますが、持っていない場合はまず銀行口座を開設してからでなければいけません。
テレボートで指定されている口座は以下の通りです。
- PayPay銀行
- 楽天銀行
- 三井住友銀行
- 住信ネット銀行
- 三菱UFJ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 福岡銀行
- 広島銀行
- スルガ銀行
- auじぶん銀行
- ゆうちょ銀行
電話投票が目的なのになぜ「ネット投票会員登録」をするのかというと、電話投票にはテレボートへ入会することで得られる加入者番号と暗証番号が必要だからです。
申し込み時間は朝の6時30分から深夜の3時までとなっていて、すべての過程をインターネット内で完結することができます。
電話投票をするためにはテレボートへの加入が必須なので、上記の記載した指定口座を持っていない方は、登録する前に用意しておくと楽です。
舟券を電話投票で買う方法を5つのステップで紹介
テレボートへの入会が完了したら、舟券を電話投票で買えるようになります。
以下の項目では、ステップにわけて電話投票の方法を紹介していきます。
ステップ1:電話投票センターへの電話
舟券を電話投票で買う際は、まず電話投票センター(0570-06-2222)へ電話をかけます。
固定電話・携帯電話・公衆電話のいずれかで電話をかけることができますが、一般加入電話と携帯電話では通話代金が異なります。
一般加入電話からは180秒ごとに「約9円+税」、携帯電話からは60秒ごとに「約30円+税」です。
電話投票センターへ電話をかけると、「こちらはボートレース電話投票センターです。加入者番号と暗証番号をどうぞ。」との返答がありますので、次のステップへと進みます。
ステップ2:加入者番号の入力
続いては、加入者番号と暗証番号の入力です。
ここで入力が必須になるのが、テレボートへ入会した際に発行される加入者番号です。メールでも配信してもらえますので、忘れずに保存しておきましょう。
加入者番号と暗証番号を入力したら、最後に「#」を押して完了します。
すると、電話投票センターから、「お客様の購入残高は○○○円。 ○○ベットまで購入できます。」との回答がありますので、確認したら次のステップへと進みます。
ステップ3:競艇場コードを入力
続いては、競艇場コードの入力です。
- 桐生⇒01
- 戸田⇒02
- 江戸川⇒03
- 平和島⇒04
- 多摩川⇒05
- 浜名湖⇒06
- 蒲郡⇒07
- 常滑⇒08
- 津⇒09
- 三国⇒10
- びわこ⇒11
- 住之江⇒12
- 尼崎⇒13
- 鳴門⇒14
- 丸亀⇒15
- 児島⇒16
- 宮島⇒17
- 徳山⇒18
- 下関⇒19
- 若松⇒20
- 芦屋⇒21
- 福岡⇒22
- 唐津⇒23
- 大村⇒24
ここでは、自分が投票したいレースが開催されている競艇場のコードを入力します。
たとえば、平和島のレースへ投票したい際は「04」で、下関競艇場の場合は「19」です。競艇場コードを入力した後は「#」を押して完了となります。
ステップ4:投票内容を選択
続いては、投票内容を入力していきます。
- レース番号
- 勝式
- 艇番
- 金額
入力しなければいけないコードは上記4つ。レース番号はその日に開催されるどのレースに賭けるかということなので、5レースであれば「05」、10レースであれば「10」と入力します。
次は、勝式コードの入力です。舟券で提供されている7つの種類のどれで買うかを決めるため、以下のコードを参考に入力してください。
- 単勝⇒01
- 2連単⇒21
- 3連単⇒31
- 複勝⇒02
- 2連複⇒22
- 3連複⇒32
- 拡連複⇒23
5レースを単勝で買いたい場合は「『5』『01』」となり、10レースを3連単で買いたい場合は「『10』『31』」と入力します。
次は賭けたい艇番を記入していきます。1号艇であれば「1」となり、3連単で「1₋2₋3」と賭けたいのであれば「『1』『2』『3』」と入力していきます。
最後の金額は、「001」と入力すれば100円、「010」と入力すれば1,000円、「100」と入力すれば10,000円です。
ここまで入力が終了すると、「1レース3連単1₋2₋3ですね」というように、自分が希望する組み合わせを機械が復唱してくれます。
ちなみに、上記のボタン操作は3回以上間違えてしまうと申し込みが無効になり電話が切れます。
電話投票のプッシュ操作は非常に間違いやすいため、くれぐれも操作にはご注意ください。
ステップ5:投票終了コードの入力
ここまでの入力操作がすべて完了したら、投票終了コード「『0』『#』」を入力します。
そこまで完了したら、投票決定番号「『88』『#』」を入力して完了です。引き続き投票される際は場コードを入力して、引き続きステップ1から進みます。
ちなみに、操作を快適にするためのボタン操作で以下が用意されています。
- 「#」⇒アナウンスの復唱
- 「1」「#」⇒直前の申し込みベットを無効にする
- 「※」「※」「#」⇒入力した内容がすべて無効
上記ボタンを選択すれば今までの内容をリセットできますので、途中で投票ミスなどを発見してしまった際は試してみてください。
電話投票よりもネット投票が便利!
電話投票のメリットは「投票する場所を問わない」という点ですが、それはネット投票でも同じことがいえます。
現在、舟券を電話投票で買う際にはテレボートへの入会が必須になりますが、この会員は入会することで電話投票だけではなくネット投票もできるようになります。
インターネットが苦手な方にはおすすめできる投票方法ですが、ネット投票の方がわかりやすく手間なく投票できるため、おすすめしたいのは間違いなくネット投票です。
前述したように電話投票はプッシュホンで操作するため、非常に手間がかかります。
一度でも操作を間違えるとまた最初から操作し直さなくてはいけませんので、快適かつ楽に投票できるネット投票を覚えるようにしましょう。
以下の記事では、舟券をネット投票で購入する方法をわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
電話投票の方法を詳しく紹介していきましたが、参考になりましたか?
テレボートへ入会すればネットを通さずに舟券を購入できますが、前述したように投票方法が困難なので、ネット投票を覚えた方が楽です。
とはいえ、今でも昔と変わらずに電話投票は現役で稼働しています。
もしも舟券を電話投票で買いたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。