競艇における「フォーメーション」は、少ない点数で高配当が狙える舟券の買い方です。
ボートレース初心者の方にとって、難しく感じるかもしれませんがフォーメーションでの買い方は、実は簡単です。
この記事を読めば今日からフォーメーションで稼ぐことができるので是非最後まで読んでみてください。
■今日から使える競艇予想サイトTOP5
競艇予想サイトは、無料登録するだけで競艇専門家による厳選された予想を見ることができます。もちろん月額料金は発生しません！
競艇のフォーメーションとは？
競艇でよく聞く「フォーメーション」とは？
テレボートでも競艇場の舟券購入で使うマークシートにもフォーメーションの表記があるけど、いまひとつよく分からないという方にも分かりやすく解説していきます。
競艇のフォーメーションとは、舟券の買い方のひとつで、「1着に何号艇、2着には何号艇と何号艇」といったように「予想した出目を並べてまとめて買う」方法です。
例えば「1着は1号艇しか勝たないだろう、2着は2号艇か3号艇だ、3着は誰がきても不思議ではないな」と予想された場合、フォーメーションでは「１－２３－１２３４５６」と書きます。
こうすることで、「舟券購入」の効率化や、的中率のアップに影響が大きい「スジ」と呼ばれる展開の予想にも役立ちますので、是非当記事をお読みいただき、みなさまの舟券購入と勝利にお役立てください。
フォーメーションで舟券を買うメリット・デメリット
もしフォーメーションで買う（考える）ことをしないと、
１－２－３
１－２－４
１－２－５‥‥‥１－３－６
と、ひとつづつ舟券を書き出したり、マークシートに記入したりと、とっても手間と時間がかかり、最悪の場合「締め切り時間」に間に合わずせっかくの的中を逃してしまうかもしれません。
ここでは「フォーメーション」のメリットとデメリットについて説明していきます。
メリット
- 時間が短縮できる
- 効率的に予想できる
- 予想の組み立てが論理的になる
デメリット
- 出目の細かい調整（１－２－３だけオッズが安いから買わないなど）が効かない
時間が短縮できる分、舟券の予想に時間がかけられるので的中率アップにもつながります。
また、1着に誰がくるのか？ 2着は3着はと予想の組み立てが論理的になり、舟券予想の精度や経験値の積み上げにも効果的なのでおススメです。
反対にデメリットは、組み合わせの中の一部だけ買うのをやめたり、全く違う出目を購入できないなどの融通性に欠けることが唯一デメリットとなるでしょう。
そんな場合は右端の削除（テレボートの場合はゴミ箱）にチェックを入れれば特定の出目だけ削除することが可能です。
BOX買いとの違い
複数の艇を選んで出目の組み合わせを決める点ではフォーメーションと同じですが、BOXの場合は3着までに来そうな艇を3艇、もしくは4艇選びその全ての組み合わせが出目となるので、着順に関係なく予想が出来ます。
例えば、「３・５・６号艇が3着までに来そうだ」となれば、BOX買い「３５６」で、舟券は次のようになります。
- ３－５－６
- ３－６－５
- ５－３－６
- ５－６－３
- ６－３－５
- ６－５－３
実力が拮抗していたり、展開が荒れそうだが上位艇は絞れそうなときには効果的な買い方になります。
難点は買い目が3艇BOXで6点、4艇BOXだと24点にもなるのでオッズが低い場合にはトリガミに注意が必要です。
※トリガミとは？
配当金が投資金額を下回ってしまうことをトリガミ、もしくはガミるといいます。
流し買いとの違い
流し買いもフォーメーション買いの1種です。
１〜３着それぞれの着で艇が絞り切れない場合（多くの場合3着であることが多いです）に全艇を買う買い方です。
例えば、「1着には1号艇、2着には2号艇、3着は誰が来てもおかしくないな」と予想された場合、流しでの購入は「１－２－流し」となり、舟券は次のようになります。
- １－２－３
- １－２－４
- １－２－５
- １－２－６
また、企画レースなどでよく見られる1号艇と2号艇にA級選手が配置されているレースなどで、「1号艇の頭で2号艇は2着か3着には来るだろう」と予想した場合にも流し買いは有効的で、買い目は次のようになります。
- １－２－流し（１２３４５６全艇）
- １－流しー２
流し買いのデメリットも点数が多くなることで、無駄な買い目まで買うことによりトリガミのリスクが高くなってしまうので注意が必要です。
競艇のフォーメーションは何点になる？点数の計算方法
フォーメーション買いでは最大2連単で20点、3連単なら120点もの組み合わせが存在し、点数の計算が慣れないうちは大変に感じられるかもしれません。
ここでは、2連単と3連単のそれぞれでフォーメーション買いした際の点数について説明していきます。
二連単計算方法
2連単フォーメーション買いの計算方法は次の通り
- 1着で選んだ艇の数×2着で選んだ艇の数-重複する艇の数
例えば1着に1号艇と2号艇、2着にも1号艇と2号艇を選んだ場合、「１２－１２」となり計算は、
２×２-２＝２となり、買い目の点数は2点となります。
もう少しややこしく、1着に２・３・４号艇、2着に１・２・３・４・５号艇を選んだ場合、「２３４－１２３４５」で計算は、
３×５-３＝１２点となります。
三連単計算方法
3連単のフォーメーション買いの場合計算は少し厄介です。
重複する艇が無かった場合にはシンプルで下記のように、
「1着で選んだ艇数」×「2着で選んだ艇数」×「3着で選んだ艇数」と暗算でも計算可能なのですが、各着で選んだ艇に重複があった場合には、
「1着で選んだ艇数」×「2着で選んだ艇数」×「3着で選んだ艇数」-「※不可能な買い目」となり、艇が重複する不可能な買い目の発生には数字的な規則性がないため暗算計算は困難になります。
※不可能な買い目とは？
1着に１と２号艇、2着に２と３号艇、3着に１２３４号艇を選んだ「１２ー２３－１２３４」の場合「１－２－２」や「１－３－１」などあり得ない出目も含まれるため、買い目点数から除外しなければなりません。
そのため、3連単での「フォーメーション買い」で、選択する艇数が多くなる時は「フォーメーション計算アプリ」や「テレボートの購入画面」を使った自動計算をおススメします。
テレボートのアプリで「フォーメーション」を選択し艇を選べばいつでも買い目点数を確認できます。
実際の購入レースでなくても「点数計算」だけに利用することも可能なので是非試してみてください。
競艇のフォーメーション買い方ガイド
フォーメーション買いがもっとも効果を発揮するのは「軸艇」と呼ばれる着順に絡む信頼感の高い選手が出走するレースです。
例えば各競艇場が競艇ファンのために提供してくれている「企画レース」などは、フォーメーション買いが効果を発揮する代表的なレースだと思われます。
また、展開の予想が閃いたレースなどもフォーメーション買いとのマッチングが良いので、先ずはレース選びから始めてみてはいかがでしょうか？
ここでは「フォーメーション買い」を実際のテレボートを使って実践しながらおすすめの買い方や、予想の進め方などをご説明していきます。
おすすめの買い方①「企画レースの場合」
ここでは1号艇にA級選手が組まれる唐津の１R「朝１戦」でフォーメーション買いを行ってみたいと思います。
実際の出走表はこんな感じで、ここから予想を展開していきます。
1着には企画レースとしてシードされた1号艇「森野選手」のみに絞り、2着には節間の前走成績の良い４号艇と５号艇を選択、3着は新人の６号艇だけ選択せずにフォーメーションを組んでみます。
- １ー４５ー２３４５
で買い目点数は6点となります。
内側有利の法則で、１－２３－４５も気にはなりますが、モーター状況、選手能力、前走成績からみて２着には４・５号艇で予想を立てました。
結果はご覧の通り、見事１号艇がキッチリと逃げ切り２着には実力上位で前走成績の良かった４号艇「大串選手」が入着し的中。２番人気でしたが配当金８５０円で６点均等買いなのでガミらずプラス収支で勝利できました。
おすすめの買い方②「展開予想してみる」
ここは出走表を見ていて、３号艇のカド受けに不安があり、また１号艇の信頼度も低く４号艇が軸になりそうなレースとして「平和島２R」でフォーメーション買いに挑戦しました。
実際の出走表がコチラ。
３号艇「小川選手」はスタートが遅い選手ではないのですが、何故か３号艇時だけスタートが遅くなる傾向があります。
逆に４号艇「入澤選手」はどういうわけか４コースだけスタートが速い選手で、今節のスタートを見ていても、４コースのまくりに期待が持てるレースでした。
フォーメーション買いは次の通り、
４－２６－１２３６
２着には前走成績のより６号艇と、最近のまくりでは２コースの２着残りが高いことと選手実力的に２号艇を選択、３着は選手実力から５号艇だけを切り上記のフォーメーションで舟券を決定しました。
結果は、見事に３コースのカド受けが凹む形となり、トップスタートを決めた４号艇のまくりに、２号艇が内側小回りで２着、１号艇が最内の有利を活かした連対となり、４－２－１で決着しました。
配当は中穴となる３８番人気で７，５１０円でしたので大きく稼ぐことが出来ました。
このように「フォーメーション買い」には展開予想や軸艇といった鍵になる選手やコースが必ず絡んできますので、予想の精度や実力を上げるのにも効果的な買い方（考え方）としておススメできます。
フォーメーションの的中率を上げるための基礎知識
フォーメーションで的中率を上げるには、軸艇選びや展開を予想するチカラが必要になります。
ここでは、競艇の展開予想で基本となる「スジ（舟券）」と呼ばれる着順の基本について見ていきましょう。
まずは競艇のスジを知る
競艇では特に１マークの展開によって並びやすい着順が存在し、それを「スジ」もしくは「スジ舟券」と呼びます。
一例として、３号艇がスタートで遅れ４カドが一気にまくったとします。
その際、内側が抵抗しなければ４コースをマークする形になる５・６コースが連に絡みやすく、４－５６－〇となります。
逆に内側艇が４コース艇に抵抗し１２３が４を外側に押し出しターンマークの内側がスッポリと空いたら、５６－１２３４－〇となるのが「スジ（舟券）」の考え方となります。
決まり手べつのスジ舟券基本パターン
ここではセオリーとなる「スジ（舟券）」のパターンを各コースごとにご紹介します。
（※便宜的にコース＝号艇としていますので、進入に変化がある場合はご注意ください）
- １号艇の「イン逃げ」
スタートスリットが揃う→１－２３－全
２号艇が凹む→１－３４－全
３号艇が凹む→１－２４５－全
２３号艇が凹む→１－４－全 - ２号艇の「まくり」→２－３４－３４５６
「差し」→２－１４－３４５６ - ３号艇の「まくり」→３－４５－１４５６
「まくり差し」→３－１４－全 - ４号艇の「まくり」→４－５６－１５６
「まくり差し」→４－１５－全 - ５号艇の「まくり差し」→５－１６－全
- ６号艇の「まくり差し」→６－１５－全
基本として「まくり」が決まると内側の艇は着外に沈み、「まくり差し」ならば連対に残れる可能性が多く見られますので覚えておきましょう。
競艇フォーメーションに関する良くある質問
この章ではフォーメーションでよく見かける記号や数字の謎をご説明していきます。
１－２＝３４５の意味は？
フォーメーションでよく見かける一つ目は「＝」で、これは「折り返し」を表しています。
つまり、１－２＝３４５ならば、
- １－２－３
- １－２－４
- １－２－５
- １－３－２
- １－４－２
- １－５－２
の６点を表しており、１号艇を頭に固定し２号艇を軸にした予想であることがわかります。
例えば４号艇のまくりを予想し、４５号艇の１着２着を折り返したい場合、以下のようにいくつかの表記方法があります。
- ４－５－〇、５－４－〇
- ４５－４５－〇
- ４＝５－〇
「＝」を使えばいちばんシンプルに予想を書き記すことが出来ますので是非覚えておきましょう。
２３－６－９の９って何？
フォーメーションでよく見かける二つ目は、６艇しかないのに何故か現れる「９」の数字。
これは「全通り」を表す数字として使われ、元来は「電話投票」時代にダイヤルナンバー９を使って全通りを表した名残から今でもたまに使われているのを見かけます。
例えばタイトルの「２３－６－９」ならば、下記のような買い目になります。
- ２－６－１
- ２－６－３
- ２－６－４
- ２－６－５
- ３－６－１
- ３－６－２
- ３－６－４
- ３－６－５
以上８点を表しています。
少し通っぽくみえるので、是非使ってみてください。
マークシートでの買い方・書き方は？
競艇のフォーメーションをマークシートで投票する方法は以下の通りです。
- レース開催場を選び購入したいレースの開催場をマークする。
- 購入したいレース番号をマークする。
- 購入したい舟券の種類をマークする。
- 2連勝なら2着まで、3連勝なら3着までの予想をマークする。
- 金額をマークする。
- 百円/千円/万円から単位を選んでマークする。
- 間違って記入した場合は、取消部分にマークをつけます。そうすれば購入時に無効となり反映されません。
競艇場、ボートピアなどでマークシートを使って舟券を購入する際は上記の手順で購入できます。
フォーメーションまとめ
フォーメーションは全ての競艇予想の基本中の基本となるとても重要な買い方（考え方）です。
ただし、その分難易度も高く、論理的に予想を組み立てることが出来ないと、無駄な買いかたにもなりかねないため注意が必要です。
反面、フォーメーションを使いこなせるようになれば、あなたの予想は基本を抑えた論理的で筋道のたった精度の高いものになっていることでしょう。
是非、競艇場でのマークシートやテレボートの購入画面では「フォーメーション」を使って舟券購入に挑戦してみてください。
