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競艇で蛭子能収の『蛭子買い』はプラス収支になる?過去のレースでシュミレートした結果は?

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競艇雑学

競艇で有名な蛭子能収が実践している、通称「蛭子買い」とはどんなもので、実際どれくらい当たるんでしょうか?

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943,200円的中!

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11/21(木)
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11/21(木)
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《平均利益》

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蛭子能収(えびすよしかず)ってなにものなの?

蛭子能収 蛭子買い

過去には麻雀賭博の現行犯で逮捕された経験もある無類のギャンブル好き芸能人筆頭の蛭子能収は競艇、麻雀、パチンコ、カジノから、丁半、チンチロに至るまでとにかくギャンブルは何でも手を出すのですが、唯一競馬だけはあまり興味がないという不思議な人物です。

生年月日や出身地

蛭子能収 生年月日

蛭子能収(えびすよしかず)は1947年10月21日生まれで熊本県牛深市(現天草市)出身、長崎県長崎市育ちで、漫画家、イラストレーター、タレント、エッセイスト、ギャンブラー、俳優、ナレーター、映画監督と多岐にわたって活躍する芸能人です。

経歴と概要

蛭子能収の経歴

5歳上の兄と8歳上の姉がいる家族に末っ子として1947年に生まれました。

少年時代は貸本劇画誌『影』や『街』を愛読しており、山森ススムや辰巳ヨシヒロの劇画を好んで読んでいて、映画にも関心を持ち、勅使河原宏監督の『砂の女』など前衛映画も進んで鑑賞していました。

長崎商業高等学校を卒業したのち、地元の看板店に就職をしましたが、つげ義春の『ねじ式』に衝撃を受けて上京、看板屋・ちり紙交換・ダスキンのセールスマンなどの職を経て青林堂に漫画を持ち込み『ガロ』初代編集長の長井勝一に才能を見出され、漫画家の道を進むことになります。

その後、『月刊漫画ガロ』(青林堂)1973年8月号掲載の入選作「パチンコ」で漫画家デビューをすることとなりました。

その後、1980年代中頃、劇団東京乾電池の柄本明から劇団ポスターを依頼され、劇団に出入りするようになったことをきっかけに、柄本からの依頼で劇団東京乾電池の公演『台所の灯』に出演、さらにこれがフジテレビプロデューサーの横澤彪の目に留まり、1987年に『笑っていいとも!』に文化人枠としてレギュラー出演をするようになりました。

1998年11月に、東京都新宿区歌舞伎町の麻雀店で麻雀賭博の現行犯で逮捕、約4か月の間タレントとしての活動を自粛したこともありました。

蛭子買いとは何なのか?

蛭子買いとは

蛭子能収が考案した、競艇においての必勝出目(買い目)のことを指します。

1256の3連単ボックスの24点と、235、246の3連単ボックスそれぞれ6通りずつを合計した、36点買いのことを蛭子買いといいます。
競艇の3連単は全6艇なので、合計点数といえば120点となります。
そのうちの36点を購入するということ、つまり約4分の1の確率で当たる買い方ということになりますね。

具体的には以下の36点です。

1256の3連単ボックス

・1-2-5
・1-2-6
・1-5-2
・1-5-6
・1-6-2
・1-6-5
・2-1-5
・2-1-6
・2-5-1
・2-5-6
・2-6-1
・2-6-5
・5-1-2
・5-1-6
・5-2-1
・5-2-6
・5-6-2
・5-6-1
・6-1-2
・6-1-5
・6-2-1
・6-2-5
・6-5-1
・6-5-2

235の3連単ボックス

・2-3-5
・2-5-3
・3-2-5
・3-5-2
・5-2-3
・5-3-2

246の3連単ボックス

・2-4-6
・2-6-4
・4-2-6
・4-6-2
・6-2-4
・6-4-2

蛭子買いを考えた理由

舟券は当てることが大事

点数を少なくしたがために当たりを逃したら、それこそ負けてしまうじゃないかと。舟券は当てることが大事。例え赤字であろうと儲けが少なかろうと、当てることが大事なのだ。それにより赤字になったって全く当たらない少数の舟券買いよりは減る金額は少なくて済むのだから。

とのことです。

そもそも当たらないことには増えることは絶対にないのだから、いくら安いオッズになってしまったとしても、当たるという喜びを感じつつ、一発逆転を待てるというのが蛭子買いの醍醐味ともいえる部分でしょう。

確かに、終日通して一つも当たらなかった!というのでは、やっぱり面白くはないですもんね。

蛭子買いをシミュレーションしてみる

蛭子買いをシミュレーション

蛭子買いはどんなオッズになろうとも、レースが開催されれば必ず決まった買い目を買うということになります。

実際にこれがどの程度の回収率になるのか?過去のレースを参照しつつ、蛭子買いをしてみたシミュレーションから探っていきましょう。

蛭子買いに必要な軍資金

蛭子買い 軍資金

蛭子買いを行うためには毎レース36点の舟券を購入する必要があります。

ということは、最低でも1レース参加する為に3600円かかる、ということですね。

同じ競艇場で終日やろうとする場合、12レースありますから、43200円の軍資金を用意しましょう。

ランダムに選択した過去のレースで試してみる

1日単位ではおそらく良いデータが得られないだろうと思ったので、全6日間の1節を選んでシミュレートしてみます。

今回選んだのは、2019年1月15日から芦屋競艇場で開催されたG1全日本王座決定戦 開設66周年記念の初日から最終日までの全72レースで検証していきます。

的中しているものだけを抜粋し、それらの合計と投資額から回収率などを計算しました。

・的中したもの

初日

2R
3連単 2-4-6 23,250 円

10R
3連単 1-2-5 1,540 円

2日目

6R
3連単 2-1-6 5,620 円

7R
3連単 1-2-5 4,160 円

9R
3連単 2-1-5 2,350 円

3日目

2R
3連単 1-2-6 3,620 円

4R
3連単 1-2-5 2,190 円

5R
3連単 2-1-6 4,780 円

10R
3連単 1-6-2 2,510 円

4日目

7R
3連単 1-2-5 3,990 円

5日目

1R
3連単 2-1-5 8,920 円

3R
3連単 1-2-5 900 円

8R
3連単 5-2-1 19,410 円

10R
3連単 2-4-6 26,570 円

最終日

6R
3連単 1-2-5 2,800 円

8R
3連単 1-2-5 1,530 円

11R
3連単 5-1-2 18,460 円

・使用した金額
43200円×6日間=259200円

・的中額合計
132600円

・収支
-126600円

・回収率
51.1%

蛭子買いは全く勝てないか?

蛭子買い 勝てない?

G1全日本王座決定戦 開設66周年記念での結果は残念ながらマイナス収支となってしまいました。

今回の検証で分かったことは、万舟券を当てること自体は可能だった、ということですね。

ただ、問題は選択した節がG1だったということもあるのではないでしょうか?

蛭子買いで勝つために必要なことを考えてみると、おそらく十万舟券を的中させることが重要であるということ、つまりそれなりに大きく荒れる可能性のある競艇場、レースを選択しなければならない、そう感じました。

蛭子買いを使うべきレースと競艇場

レースと競艇場

歴代の高配当ベスト10を見ると、共通するグレードというのは一般であったということです。

グレードの高いレースで蛭子買いをするというのはやや無謀なのかな?という感じがしますね。

また、徳山、三国、芦屋、若松、蒲郡、大村、福岡、唐津がベスト10になっている競艇場であることを考えると、これらの場所も考慮して選択してみるのが良いかと思います。

これらを踏まえて、もう一節、配当結果などを見ずにランダムで選んだ一般戦でシミュレートをしてみました。

徳山競艇場の一般戦で蛭子買いを試してみる

2019年1月12日から徳山競艇場で開催された一般戦、サンケイスポーツ杯争奪戦にて再検証します。

・的中したもの

初日

1R
3連単 1-2-6 1,770 円

2R
3連単 6-4-2 151,880 円

5R
3連単 2-1-6 810 円

7R
3連単 2-3-5 1,780 円

12R
3連単 1-5-2 1,970 円

2日目

1R
3連単 1-2-5 670 円

3R
3連単 1-5-2 660 円

10R
3連単 6-2-4 37,310 円

3日目

すべてハズレ

4日目

3R
3連単 1-2-5 780 円

5R
3連単 1-6-2 10,780 円

11R
3連単 2-1-6 2,090 円

5日目

1R
3連単 1-6-2 980 円

4R
3連単 1-5-2 2,000 円

7R
3連単 1-2-6 6,120 円

8R
3連単 1-5-2 610 円

最終日

2R
3連単 1-5-6 1,710 円

9R
3連単 1-6-2 6,580 円

・使用した金額
43200円×6日間=259200円

・的中額合計
228500円

・収支
-30700円

・回収率
88.1%

蛭子買いを利用する上で考えるべきこと

蛭子買い やるなら

シミュレートした、G1と一般戦では回収率に大きな差がありました。

この差となった部分が、節内で万舟券が出た回数が一般のほうが多かったということに起因しているように思います。

やはり、決め打ちをして購入するというタイプの蛭子買いは、基本的に当たってもガミることのほうが多く、万舟券自体が多く出るようなところじゃないと、その真価を発揮することはできない、という結果になります。

荒れやすい要素といえる天候や風で競争水面が荒れて、レース展開が荒れる可能性のある場所で実践する、というのが一番のおすすめです。

まとめ

蛭子能収 ジョブズ

蛭子能収が考案した蛭子買いは、適度に的中をさせて当たったという幸福感を得つつ、配当の高い万舟券が出ることを祈り待ち続ける、そんな感じの買い方であるということがシミュレーションから判断することが出来ました。

この方法で購入して競艇を楽しめるのか?と言われると難しいところではありますが、あくまで投資として、長い目で見てという風に考えると意外にも+収支になるのかもしれません。

試行回数が少ないので何とも言えませんが、私個人としての結論は、スター選手たちが出るグレードの高いレースはじっくりと予想をして楽しみ、まだまだ新人も多く、そのレースの結果を予想するのが難しいという場合には蛭子買いを使ってみる、というのが良いのかな?という印象を受けました。

もし蛭子買いを実践してみよう!と思った時には参考にしてみてください。

この記事の監修者
佐々木 雄介
競艇予想サイトNAVI 運営責任者【北村 功平】
1978年 2月11日生まれ。一橋大学卒業。大学時代から競艇にハマり、そのまま好きが高じて某スポーツ新聞社に入社。競艇をはじめ、競馬や競輪関連の記事を長らく担当。生粋の競艇好きで、休みの日もビールを片手に全国の競艇場に姿を表す。競艇を愛して22年、彼以上の競艇知識を持つ人間にはほとんど出会えない。競艇予想サイトNAVIでは全体監修を担う大黒柱。
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