太田和美は長崎県佐世保市出身のボートレーサーで、69期生として本栖研修所に入学し、卒業記念レースで1着となり69期の本栖チャンプとなります。
競艇界の怪物くん!太田和美とは?
太田和美選手のデビューは1991年11月7日で、場所は地元のボートレース住之江でした。デビューした節でいきなり優出して注目され「浪速の怪物くん」と称されます。1998年の25歳の時に賞金王決定戦で優勝し、賞金王の最年少記録を打ち立てます。2019年の現在は46歳となっていますが、まだまだ現役競艇選手として第一線で活躍しています。
69期は「華の69期」と呼ばれ、野添貴裕、仲口博崇、福田雅一、田中信一郎、三嶌誠司、山本浩次など数多くのSG・G1覇者を排出している期となります。
太田和美はまさに「怪物くん」と呼ばれるにふさわしいボートレーサーですね。
生年月日などプロフィール
太田和美は1973年1月6日生まれで、身長165cm、血液型はA型です。大阪支部に所属していてボートレーサーとしての登録番号は3557です。弟子に丸岡正典がいます。スポーツはサッカーをしていたそうで、趣味はゴルフです。好きな食べ物はマンゴーで、休日はプロペラ修正やショッピングをして過ごしているようです。結婚はされてないのでしょうかね。調べたけれど分かりませんでした。独身貴族を貫いているのかもしれませんね。
イチローに似ていると一部で話題に
太田和美は、シアトル・マリナーズの会長付特別補佐の野球選手イチローと似ているとして一部で話題になっています。イチロー似の風貌から「水上のLaser Beam(レーザービーム)」と呼ばれたりもしています。確かに似ていますよね。それに年齢も太田和美が46歳、イチロー選手が45歳と同世代です。「浪速の怪物くん」だったり「水上のLaser Beam(レーザービーム)」だったり、強いボートレーサーはたくさんの異名を持つものなのかもしれませんね。
ボートレーサーを目指したきっかけ
太田和美は大阪府立島上大冠高等学校を中退して、親にすすめられてボートレーサーを目指します。ボートレーサーの養成学校である本栖研修所に69期生として入学します。親のすすめという事は、ご両親は競艇好きだったのでしょうかね。出身は長崎県でも高校時代は大阪にいたので、親御さんは転勤族だったか、何かしらの事情で大阪に引っ越してきたのでしょうか。ちなみに現在は奈良県に住んでいるようです。
太田和美の成績
ここからは「浪速の怪物くん」こと太田和美のボートレースの成績を見ていきましょう。数々の偉業を達成している太田和美の輝かしい成績とは?ご紹介していきます。
SG優勝回数は脅威の7回!
第13回賞金王決定戦
1998年12月23日
第17回賞金王シリーズ戦
2002年12月23日
第19回賞金王シリーズ戦
2004年12月23日
第52回全日本選手権
2005年10月30日
第22回グランドチャンピオン決定戦
2012年06月24日
第23回グランドチャンピオン決定戦
2013年06月30日
第17回チャレンジカップ
2014年11月30日
1998年に25歳という若さでボートレース住之江で開催された「第13回賞金王決定戦」で初優勝を果たし、SGを初制覇します。賞金王決定戦優勝の最年少記録を打ち立てます。2002年と2004年にこちらも同じくボートレース住之江で開催されている「賞金王シリーズ」を制覇し、翌2005年には「第52回全日本選手権」で優勝します。その後しばらくはSG制覇からは遠ざかっていましたが、2012年と2013年には「グランドチャンピオン決定戦」を連覇します。SGの連覇は史上11人目の快挙でした。2014年にもボートレース下関で開催された「第17回チャレンジカップ」でSG7勝目を飾り、現在でも一線級での活躍が続いていますね。ベテランの妙味でしょうか。40代になってもSGを優勝できるのは凄いですね。さすがは怪物くんです。
GⅠの優勝回数は15回!
開設44周年記念 全日本覇者決定戦
1996年9月26日
開設46周年記念 京極賞
1998年6月4日
ダイヤモンドカップ
1998年9月8日
第29回 高松宮記念
2001年10月9日
開設52周年記念 つつじ賞王座決定戦
2004年4月18日
第48回 近畿地区選手権
2005年2月22日
第33回 高松宮記念
2005年10月4日
第34回 高松宮記念
2006年10月3日
第37回 高松宮記念
2009年9月9日
開設57周年記念 北陸艇王決戦
2010年9月13日
開設59周年記念 海の王者決定戦
2011年5月18日
開設60周年記念 京極賞
2012年9月23日
開設61周年記念 京極賞
2013年7月18日
開設60周年記念 トーキョー・ベイ・カップ
2014年5月18日
第58回 近畿地区選手権
2015年2月11日
開設63周年記念 北陸艇王決戦
2016年4月24日
GⅠの初優勝は1996年で若干23歳の時ですね。ボートレース若松で開催された「全日本覇者決定戦」で初Vを飾っています。SGで初優勝し最年少賞金王に輝いた1998年は「京極賞」と「ダイヤモンドカップ」の二つのGⅠを制覇しています。
太田和美は地元のボートレース住之江で開催される「高松宮記念」と非常に相性がよく合計で4度も優勝しています。またボートレース丸亀で開催される「京極賞」も相性が良いようで、こちらは3度の優勝を果たしています。ちなみに地元のボートレース住之江で開催される地元周年記念の「太閤賞競走」ではまだ優勝経験がありません。
太田和美の2019年の参加予定G1
2019年の太田和美の現時点での参加予定G1レースをご紹介します。
「開設66周年記念 全日本王座決定戦」
開催日程:2019年1月15日~1月20日
開催場所:ボートレース芦屋
「第62回 近畿地区選手権競争」
開催日程:2019年2月11日~2月16日
開催場所:ボートレース住之江
「開設66周年記念 つつじ賞王座決定戦」
開催日程:2019年2月26日~3月3日
開催場所:ボートレース津
太田和美は地元に強いので、ボートレース住之江で開催される「第62回 近畿地区選手権競争」は特に要チェックですね。この節はナイター開催です。
太田和美のレース運びの特徴
太田和美は万能型で自在型のレース運びをします。豪快なイン逃げ、まくり、捲り刺し、巧みな差しと、無数のテクニックスキルがあり全ての能力値が高いボートレーサーです。基本的にコース取りは枠なりで、 どのコースからでも勝負に行くことができ、苦手なものが少ない印象を持ちます。特に1コースに入った時の3連体率は97%を超えるので、よほどのことが無い限り1コースに入っている太田和美を舟券から外すのはやめておきましょう。もちろん飛んだときは高額な配当金が手に入りますが、その確率は限りなく少ないです。
2018/05/01から2018/10/31の期の成績は、1着が32.3%で約3レースに1度は1着に入っている計算です。太田和美が良いモーターを引き当てた節のレースは注目しておきましょう。素直に買えることができる選手といえます。
まとめ
太田和美は2019年現在で46歳となりアラフィフの世代へ突入しています。「浪速の怪物くん」「水上のLaser Beam(レーザービーム)」の異名を持ち、数々の輝かしい戦歴を残しています。レジェンドと呼ぶにふさわしい領域に突入しているボートレーサーです。未だに現役の一級戦で活躍しており、若手ボートレーサーの高い壁であり目標となっています。今後も太田和美からは目が離せません。長くボートレースをすることが自身の目標と語っていましたので、50歳になっても60歳になっても元気なまま活躍してもらいたいですね。