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ボートレーサーの年収は? 競艇選手の最高年収ランキングTOP10

競艇 年収
競艇雑学

競艇選手全体の平均年収は1,700万円です。かなりの高年収で他の競技に比べても高く見えます。

しかしこれはあくまで平均の給料なので、ボートレーサーの年収は級別(A1~B2)によって収入に大きな差があります

  • A1級:約3,000万円
  • A2級:約1,800万円
  • B1級:約1,100万円
  • B2級:約500万円

この記事では、競艇選手の収入の仕組み、階級別の平均年収、選手の生涯獲得賞金ランキングについて解説しています。

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競艇選手の収入の仕組み

競艇選手の収入仕組み

競艇選手の収入は、レース出場料の他に獲得賞金や手当てなどあるため、一般の会社員と比べると少し複雑になっています。

収入の仕組みについて1つずつ詳しく解説していきます。

競艇選手の給料は賞金がメイン

競艇選手の1番の収入源はレースの賞金です。

大きいレースだけではなく、一般線から全てのレースで賞金が設定されています。一般戦で賞金が出るのは3着までになっています。1着に入れば、約10万円前後の賞金を得られます。さらに、賞金は勝ち上がるごとに割増になることが多く、優勝を飾れば71万円以上の賞金が獲得出来るのです。また、SG戦や、G1~G3戦と言われる大きなレースの賞金は格段に高くなっています

一番下のランクのG3戦でも100万円以上の優勝賞金が得られます。G2戦で400万円以上、G1戦で450~1,200万円と、優勝賞金はレースのランクが上がるほどに高くなります。

■優勝賞金の最高額

  • グランプリ:1億円
  • SG:1,700万円~3,900万円
  • G1:480万円~1,500万円
  • G2:450万円
  • G3:105万円以上
  • 一般戦:74万円以上

参考元:BOAT RACEオフィシャルウェブサイト

SG戦ではタイトルごとに優勝賞金が決まっており、1700万~3900万円の優勝賞金が獲得出来ます。さらに年末におこなわれる賞金王決定戦での優勝賞金は1億円と、驚くべき高額賞金となっています。

賞金以外の主な収入

競艇選手はレースの賞金以外にも日当など、様々な手当があります。

それらの収入源を下記に簡単にまとめました。

■日当
レースに参加する選手が、前検日から最終日までの拘束日数に応じて1日あたりで支払われるもの。
■ナイター手当
ナイター競走の時に支払われるもの。
■荒天手当
レースが荒天の状況で行われた場合に支払われるもの。
■完走手当
一般戦では節間で無事故だった場合に支払われるもの。
■金一封
節間で全勝した場合に支払われるもの。
■交通費
開催競艇場までの往復交通費が支払われます。
■参加賞
企業協賛レースでは地元特産品などの商品が参加賞として配られます。

競艇にはこれだけ多くの手当が存在するため、同じ級別の選手でも年収に差があります。

競艇選手の平均年収を階級別に紹介

【級別】競艇選手の平均年収まとめ

ボートレーサーの平均年収は1,700万円と言われています。

ですが、選手の実力や成績によって獲得賞金が大きく変わってくるため4つの級別に詳しく平均年収を見ていきます。

  • A1級:約3,000万円
  • A2級:約1,800万円
  • B1級:約1,100万円
  • B2級:約500万円

全体の年収を見ることで競艇選手の詳しい年収を知ることができます。早速A1級の平均年収から紹介していきます。

A1級の平均年収

最初に紹介する級別平均年収は、A1級です。A1級とは競艇において分けられる階級の中で実力のある上位選手20%が属しています。「2連対率30%以上、3連単率40%以上で勝率上位のもの」とされており最低出走回数90回以上と級別の中では最もレースを走らなければいけません。

そんなA1級の平均年収は、約3,000万円です。年収3,000万円を稼いでいる人は日本全体に0.3%ほどしかいないため、どれだけ高い年収なのかわかりますね。

A2級の平均年収

続いて紹介する級別平均年収は、A2級です。A2級とはA1級に続く実力者で、競艇選手全体の20%になります。「2連隊率30%以上、3連対率40%以上でA1級を除く勝率上位の者」最低出走回数は70回と級別の中では2番目に多い出走回数となっています。

そんなA2級の平均年収は、約1,800万円です。日本全体で年収1,500万円〜2000万円を稼ぐ人の割合は0.7%とごく僅かです。

B1級の平均年収

続いて紹介する級別平均年収は、B1級です。級別の実力順は、3番目で競艇選手全体の50%になります。B1級は「勝率2.00以上で、A1級およびA2級を除く勝率上位の者」とされており、最低出走回数は最低50回。最上級のA1級と比較すると2倍ほど差があります。

そんなB1級の平均年収は、約1,100万円です。年収1,100万円を稼ぐ人は日本全体の4.6%ほどしかいません。

B2級の平均年収

最後に紹介する級別平均年収は、B2級です。B2級は全体の10%になっており「A1級、A2級およびB1級以外の者」で最低出走回数は設定されていません。

そんなB2級の平均年収は約500万円と言われています。サラリーマンの平均年収が461万円と言われているため、サラリーマンの平均年収とあまり差がないことがわかります。A1級と比較すると6倍差があるため、いかに厳しい世界なのかがわかります。

ボートレーサーの過去10年間の最高年収

次に、過去10年間で最高年収を獲得したボートレーサーを一覧で紹介していきます。

選手名獲得賞金
2012年山崎智也163,512,000円
2013年池田浩二198,233,000円
2014年菊池浩平169,549,000円
2015年山崎智也229,330,000円
2016年瓜生正義213,734,000円
2017年桐生順平212,241,000円
2018年峰竜太202,924,000円
2019年石野貴之225,642,666円
2020年峰竜太253,027,000円
2021年瓜生正義172,782,000円
2022年馬場貴也128,924,000円

上記で記載されているのはあくまでも賞金額なので、正確な年収ではありません。とはいえ、手当て等が含まれても獲得賞金の1割程度なので、そこまで年収との大差はないはずです。

過去10年間で見ると、最高年収を複数回記録しているのは「瓜生正義」選手、「峰竜太」選手、「山崎智也」選手の3名のみ。いずれも年収は2億円を超えています

ちなみに、過去10年間だけを見ても、ほとんどの年代で賞金が1億円のグランプリを制した選手がそのまま最高年収のボートレーサーとなっています。

とはいえ、グランプリ以外のレースでも1億円以上を稼いでいる計算になりますので、トップ選手になれば途方もない金額を稼ぐことができるということがわかります。

競艇選手の生涯獲得賞金ランキングTOP10

ボートレーサー 年収

ここからは、これまでの生涯で最も稼いでいるボートレーサーは誰なのかをランキング形式で紹介します。

順位選手名生涯獲得賞金額
1位松井繁39億2486万円
2位今村豊29億4144万円
3位山崎智也25億9690万円
4位今垣光太郎25億3381万円
5位瓜生正義24億8761万円
6位濱野谷憲吾23億7620万円
7位植木通彦22億6186万円
8位太田和美22億3810万円
9位田中信一郎20億9900万円
10位服部幸男19億8780万円

現役最強選手との呼び声が高い峰竜太選手でも、現在のところ生涯獲得賞金額は約12億円です。

以下では、上記表にランクインしている選手の特徴を一人ずつ詳しく紹介していきます。

現役最強選手である峰竜太選手の強さの秘訣を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

1位:松井繁(39億2486万円)

ボートレースの絶対王者として君臨し続けている松井繁選手。

現在も現役バリバリのA1級選手として第一線で活躍しており、デビュー7年目に早くもSGを制覇してから通算で4回の賞金王と12回のSG勝利という記録を樹立しています。

2011年に前人未到の生涯獲得賞金30億円を突破してからも勢いは衰えず、内外自在の攻め方で今でも勝利を積み重ねています。

2位:今村豊(29憶4144万円)

生きるレジェンドとも呼ばれている今村豊選手。

通算2880勝と優勝回数142回の成績は共に第一位ですが、惜しくも2020年10月に40年の現役生活に終止符を打ちました。

SGは通算で7勝しかしていませんが、長きに渡り安定した勝利を積み重ねた結果、約30億円という膨大な額の賞金を稼いでいます。

3位:山崎智也(25億9690万円)

ボートレース界の貴公子と呼ばれていた山崎智也選手。

甘いマスクと大胆な攻めで人気を博していた人気の選手で、2012年に結婚した年はギリギリの順位でグランプリに進み、4コースからまくり差しで優勝するという劇的な展開を演出します

まだまだ若い選手ではありますが、2022年4月12日に「勝利しても楽しくなかった」という理由で引退を発表。燃え尽きたのではないかといわれています。

SGでの優勝11回と大舞台に強く、25億円以上の収入。これからも獲得賞金を大きく伸ばしていくと思われていた選手なだけに、早すぎる引退を惜しむ声が多くありました。

4位:今垣光太郎(25憶3381万円)

長きに渡り三国競艇場の看板選手として活躍してきた今垣光太郎選手。

50歳を超える現在でも現役バリバリのA1選手として活躍しているため、獲得金額は25億円以上。今後は3位や2位を狙える獲得賞金額を記録するかもしれません。

イン逃げが得意な選手であり、SG9勝という大舞台に強い選手として知られています。

5位:瓜生正義(24憶8761万円)

SG優勝10回という記録を持っている瓜生正義選手。

21年連続でSGに選出されている選手ということもあり、常に高いレベルで安定していることがわかります。最近もコンスタントに勝ち続け、直近の2021年には賞金王に輝いています。現在の獲得金額は24億円以上

操舵技術を活かした全速ターンが魅力的な選手であり、以前まで弱点とされていたスタートのミスも少なくなっているため、現役最高レベルの選手であるといえるでしょう。

6位:濱野谷憲吾(23億7620万円)

端正なルックスで女性ファンから絶大な人気を誇る濱野谷憲吾選手。

人気だけではなく実力も兼ね備えており、通算でSG競争を4勝もしています。現在の獲得金額は、人気だけではなく実力も兼ね備えており、通算でSG競争を4勝もしています。現在の獲得金額は、23億円以上

人気の競艇漫画モンキーターンの主人公のモデルになったとも言われている程、高い人気を誇る選手です。

7位:植木通彦(22億6186万円)

あまりの強さに艇王という異名が付けられている植木通彦選手。

現在はすでに引退していますが、古くからの競艇ファンであれば必ず名前は知っている程の有名な選手です。生涯獲得金額は22億円。SG競争で10勝し、2002年度には年間獲得賞金の記録を樹立しています。

8位:太田和美(22億3810万円)

怪物くんという異名が付けられている太田和美選手。

SGでの優勝は7回で、デビュー戦でいきなり優勝したことで高く注目されました。現役生活が20年を超えているベテランですが、現在もA1級でバリバリ活躍しています。これまでの獲得金額は22億円以上となっています。

9位:田中信一郎(20億9900万円)

過去最多となるグランプリ3勝を記録している田中信一郎選手。

賞金額1億円のグランプリでは実力と運が必要なのですが、田中信一郎選手は3回も優勝。結果これまで20億円以上獲得しています。。

大阪出身の選手なので話術に定評があり、トークショーが好評を博しています。

10位:服部幸男(19億8780万円)

21歳という若さでSG競争を制覇した服部幸男選手。

1992年に生み出したこの最年少記録は、現在も抜かれていない偉大な記録です。若い時から快進撃を続けており、今なお現役バリバリで活躍を続けているトップ選手です。これまでの獲得金額は、19億円以上となっています。

競艇年収に関する3つFAQ

競艇年収に関する3つFAQ

競艇年収に関する3つのFAQは以下になります。

Q1.競艇選手に退職金はあるの?
Q2.負け続きだと給料はいくら?
Q3.収入が少ない選手がどうしているの?

競艇年収について気になることをまとめましたのでぜひご覧ください。早速Q1から紹介していきます。

Q1.競艇選手に退職金はあるの?

A.競艇選手には退職金はあります

競艇選手に対して退職金が発生します。公式に発表されている訳ではないので、金額などは分かりませんが、噂では稼ぎ出した賞金の何%かを積立するようなシステムらしいです。なので、選手によっては優勝賞金をほとんど獲得できず、退職金を積立できなかった、なんて選手もいるかもしれません。

Q2.負け続きだと給料はいくらもらえるの?

A.年収180万円

【B2クラス・1号賞金場・月に1節・一般戦・6着・無事故】といった条件で、賞金を獲得できない選手の最低収入例を考えてみます。

まず、6着の完走手当が12,000円あり、1節に8レース走ったとして96,000円になります。そこに日当などの手当が加算されると、1節あたりおよそ15万円ほどの収入となります。1年間で12節とすると、年収は180万円ほどということになりますね。

事故などを起こしてしまうと、斡旋停止で給料はさらに減ってしまいますが、全て6着という結果になる選手は実際にはほとんどいないので、ここまで収入の少ない選手は中々いないでしょう。

Q3.収入の少ない選手はどうするの?

A.短期バイトで収入を得る

選手はレースに出走するだけでも「出走手当」といったものが貰えます。1レースで1~3万円程度が貰えるので、デビューしたばかりの新人も最低限生活はできる給料は貰えるようです。しかし、フライングなどを犯してしまい、休みとなってしまうと、当然そのフライング休み期間中は無収入となってしまいます。

人気や知名度の高い選手であれば、その間に競艇場で行われるイベントやトークショーなどに参加して収入を得ている方もいます。しかし、これらのイベントに参加できるのは人気や実力のある選手だけです。

デビュー間もない知名度も人気もない選手にとって、半年間も給料がなくなってしまうのは非常に辛い事です。
最近では、平高奈菜選手が、ペナルティー中にアルバイトをして、収入を得ていたのがファンの間で話題となっています。

まとめ

本記事では、級別に競艇選手の年収を紹介しました。

トップクラスの選手になれば数億円という羨ましい金額の給料をもらっています。しかし一般的な選手になってしまうと、フライングの休みによって給料がなくなってしまうなんてこともざらにあります。

選手の懐事情も考慮した舟券を購入してみるのも良いかもしれません。

またB2選手の平均年収でもある500万円ほどであれば、選手側でなく我々のように舟券を購入する側であっても競艇の収益だけで生み出せる金額でもあります。※年間で考えた場合

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レース名 多摩川7R⇒常滑8R
舟券 3連単コロガシ
的中プラン 限定クラスアッププラン
的中金額 872,040円
10/4までの総的中率 90.6%
この記事の監修者
佐々木 雄介
競艇予想サイトNAVI 運営責任者【北村 功平】
1978年 2月11日生まれ。一橋大学卒業。大学時代から競艇にハマり、そのまま好きが高じて某スポーツ新聞社に入社。競艇をはじめ、競馬や競輪関連の記事を長らく担当。生粋の競艇好きで、休みの日もビールを片手に全国の競艇場に姿を表す。競艇を愛して22年、彼以上の競艇知識を持つ人間にはほとんど出会えない。競艇予想サイトNAVIでは全体監修を担う大黒柱。
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