「三国競艇場ってどんなところ?」
三国競艇場(ボートレース三国)は、福井県坂井市にある北陸地方および本州日本海側唯一の競艇場です。愛称はBOAT RACE 三国(ボートレースみくに)でキャッチフレーズは「夢、ドラマ、ときめき3重丸」です。2012年以降の主催者は越前市と坂井市が加入している一部事務組合の越前三国競艇企業団です。
ま「三国競艇場で予想するコツを知りたい」という人に向けて、本記事では三国競艇場の特徴から考える予想のコツを紹介していきます。
本記事を読むことで三国競艇場の基本情報について知れるだけでなく、三国競艇場で一儲けするための攻略情報まで知ることができます。また本記事の随所では、競艇予想が苦手な人に向けた無料競艇予想サイトを紹介しています。競艇初心者の人でも、簡単に利用することができますのでおすすめです。前置きが長くなりましたが早速、三国競艇場の基本情報から紹介してきます。
三国競艇場の分析データまとめ
三国競艇場の過去レースの分析データを紹介していきます。
コース別成績
まずはコース別成績です。
1コース1着り率は全国平均55%よりも少し高いほどです。また2コース勝率も全国平均と比較すると若干高くなっていることから、セオリー通り1コース2コースを軸に予想することをおすすめします。
決まり手別成績
全国の競艇場とあまり変わらず、1コースの逃げが強いです。また3コースのまくり勝率、まくり差しが強いことから2コースだけでなく、3コースにも注目する必要があります。逆転も想定できる数値なので大穴狙いも可能です。
三国競艇場の特徴から考える5つの予想のポイント
ここからは、三国競艇場で予想を当てるために押さえておくべきポイントを5つ紹介します。
- 体重差がレースに大きく影響する
- スタートラインのコース幅が広い
- 追い風が多く吹く
- 第二ターンマークに引き波が残りやすい
- 冬の予想は難しくなる
以下の項目では、予想を当てるポイントを一つずつ詳しく解説していきます。
水質が淡水のため体重差がレースに大きく影響する
三国競艇場では、出場する選手の体重の差が、レースの結果に大きく影響するというポイントを押さえておかなければなりません。
日本海側にある唯一の競艇場となっている三国競艇場ですが、海に面しているわけではなく、水面は淡水の人工プールとなっています。
さらに、淡水の中でも特に硬度が高く、選手にとってはあまり良い条件とは言えません。
淡水の場合、海水に比べて浮力が働かず、体重の重い選手は水面に沈んでしまうという特徴があります。
そのため三国競艇場でレースの予想をする場合は、体重の重い選手は予想から外した方が良いかもしれません。
逆に、女性選手などの体重の軽い選手は、海水の競艇場で結果が出ていなくても、三国競艇場では体重差のアドバンテージを活かして良い結果を残せる可能性が高いです。
硬度の高い水質の三国競艇場では、選手の体重を事前にチェックしておくことをおすすめします。
スタートラインのコース幅が広くアウトコースは若干不利
三国競艇場の最大の特徴とも言えるのが、スタートラインのコース幅の広さです。
62メートルにも及ぶ三国競艇場のコース幅は、全国でもトップ3に入るほどの広さです。
スタートラインのコース幅が広いということは、アウトコースにやや不利に働き、捲りが出にくくなるという特徴があります。
現に、三国競艇場で行われるレースで捲りや捲り差しで決まる確率は、全国平均と比べても半分以下の数字となっています。
この特徴に関しては、天候などとは違い毎回変わらぬ条件となるため、三国競艇場で初めて舟券を購入するという人は必ずチェックしておきましょう。
強い追い風が吹くが1コースが有利な傾向
三国競艇場では、追い風によってレースに大きな変化が現れ、風の強さによって有利なコースが変わります。
1メートル | 2メートル | 3メートル | 4メートル | 5メートル | 6メートル | |
1コース | 59.7% | 54.7% | 50.3% | 52.3% | 50.6% | 51.8% |
2コース | 14.7% | 16.6% | 18.3% | 17.2% | 14.2% | 18.5% |
3コース | 9.8% | 13% | 14% | 14.7% | 16% | 12.8% |
4コース | 9.5% | 9.4% | 11.1% | 10.5% | 11.3% | 10.9% |
5コース | 4.7% | 4.5% | 4.7% | 4.4% | 5.5% | 5.3% |
6コース | 1.6% | 1.8% | 1.5% | 1% | 1.5% | 0.8% |
上記は、追い風が各コースにどのような影響が出ているのか、追い風が吹いた際の各コースの1着率を比べたものです。
無風の場合はもちろん1コースの選手が有利なのですが、風速2メートル以下では風があったとしても、1コースが有利なことに変わりはありません。
しかし、風速が3メートル以上になってくると、追い風が強くなるにつれて1コースの1着率は下がってしまっていることがわかります。
逆に、2〜5コースに関しては、2メートル以下では1着率は低いものの、3メートル以上の風が吹くと多少の誤差はありますが、1着率は上昇していきます。
基本的には1コースの選手が1着になる確率が高いですが、常に風が吹いている三国競艇場では、その日その時の風の状態を見極めて予想を立てる必要があるので注意が必要です。
以下では、追い風について詳しく紹介していますので、気になる方はぜひご覧ください。
第2ターンマークには引き波が残りやすい
日本海側に位置するも、湖の水を利用して人工プールとして作られている三国競艇場は、第2ターンマークに引き波が残りやすいという特徴があります。
第2ターンマーク付近に引き波が残っているということは、レース後半に順位の変動が起こりやすいということになります。
1コースの選手がイン逃げで先頭を走っている場合、その引き波が後続に影響を及ぼします。
また、2、3コースの選手が抜きで先頭に立ったとしても、第2ターンマークでは何が起こるかわからないため、三国競艇場のレースでは最後まで目が離せません。
冬の予想は難しくなる
日本海側に位置している三国競艇場は北陸地方にあるため、冬は気温が下がります。
冬場の多くは積雪があるため、湿度は高く保たれており、ボートが乾きにくい環境となっています。
ボートが乾きにくいと、転覆などを起こした直後、リスタートが遅れてしまいがちだという特徴があるため、選手にとっては非常にやりにくい環境と言えます。
以上のことから、三国競艇場では2〜4コースの勝率が春や夏、秋に比べて少し下がり、6コースの勝率が微増するという特徴があります。
三国競艇場で予想を当てる3つの必勝法
三国競艇場を攻略して一儲けするための3つの必勝法を紹介。
必勝法①:地元選手
必勝法②:3コースの1着
必勝法③:出足・行き足
競艇に慣れていない人でも簡単に実践できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
必勝法①:地元選手に注目する
最初に紹介する三国競艇場の必勝法は、地元選手に注目する事です。
三国競艇場は、季節風によって波が高くなるため走り慣れていない選手は実力が出しにくいです。
反面、地元で走り慣れている選手は、波の強さ・流れを熟知しているため地元選手が有利になっています。風が強いと感じた日には、地元選手に注目してみましょう。
必勝法②:3コースに注目する
次に紹介する必勝法は、3コースに注目する事です。
三国競艇場の3コース率は14.3%と全国平均の12.5%よりも高くなっています。また3コースの決まり手は、まくり37.3%、まくり差し33.1%となっています。
そのため3コースの艇が捲った場合の「3-4」が狙い目になります。
必勝法③:出足・行き足に注目する
最後に紹介するポイントは、出足・行き足に注目する事です。
三国競艇場はスタートライン上のコース幅が広いです。そのため3~6コースの艇が1着を取るには、差しやまくり差しを狙うしかありません。
そこで注目するべき項目が、出足・行き足になります。出足・行き足を判断するには展示や直線タイムを参考にしましょう。
三国競艇場での勝率が高い3人の注目選手
続いて、三国競艇場で開催されているレースに出走していたら絶対に外せない注目選手を3人紹介していきます。
- 赤岩善生選手
- 峰竜太選手
- 今垣光太郎選手
以下で一人ずつ詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
赤岩善生選手
愛知支部出身の赤岩選手は、三国競艇場を地元としているわけではないのですが非常に相性が良く、他の競艇場に比べても三国競艇場での勝率が非常に高いレーサーです。
スタートを得意としているわけではないのですが、ガンガンインコースに入っていくスタイルが特徴的で、赤岩選手がインコースを取った時は無類の強さを誇ります。
赤岩選手は2、3コースに入った時も強さを発揮するため、2コースや3コースの勝率が高い三国競艇場は好都合です。
そのため、三国競艇場で行われるレースに赤岩選手が出走するとなったら、どのコースに入ったとしても必ず舟券に絡めることをおすすめします。
峰竜太選手
赤岩選手同様、三国競艇場で高い勝率を誇っているのがこちらの峰竜太選手です。
メンタル面が仇となり、デビュー当時はなかなか良い結果を残せずにいた峰選手ですが、デビューしてから22試合目でようやく初優勝を遂げ、その後も順調に勝利を積み重ねて現在に至ります。
峰選手の最大の特徴は、サイドからの仕掛けと独特なターンです。
イン逃げはもちろんのこと、アウトコースに入っても華麗なターンを見せてくれる峰選手は、どのコースに入っても舟券に絡んでくる実力を持っています。
三国競艇場のレースに峰選手が出走するとなった場合は、必ずチェックしておきましょう。
峰選手については、以下の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
今垣光太郎選手
SGやG1レースの常連である今垣選手も、三国競艇場のレースでは見逃せない選手の一人です。
今垣選手の座右の銘は『平常心』で、その言葉通り平常心でレースに臨みます。
無謀な挑戦をすることはなく、6コースから無理やりインコースを狙うようなことはあまりしません。
2連対率が52.7%、3連対率が62.2%となっており、出場レースの半分以上で3着以内に入ってくるという計算になります。
SG優勝回数9回、G1レース優勝回数26回と数々の栄冠を手にしている今垣選手は、毎レース荒れる傾向にある三国競艇場でも平常心を保ち、必ず良い結果を出してくれるでしょう。
三国競艇場の基本情報まとめ
三国競艇場(ボートレース三国)は、福井県坂井市にある北陸地方および本州日本海側唯一の競艇場です。愛称はBOAT RACE 三国(ボートレースみくに)でキャッチフレーズは「夢、ドラマ、ときめき3重丸。」です。
ボートレース三国(みくに)は、2012年以降の主催者は越前市と坂井市が加入している一部事務組合の越前三国競艇企業団です。2011年までは、これとは別にあわら市も競走を主催していましたが撤退し、単一企業体の主催となっています。施設所有者は京福電気鉄道系列の三国観光産業株式会社です。開設当初は九頭竜川の河口付近に作られており、当時は「九頭竜の三角波」といわれる全国屈指の難水面で、選手も恐れる競艇場として名を馳せていました。現在も特に冬場は強風の日が多く、ここをホームとしている選手は風に強いと言われています。
三国競艇場へのアクセス
〒913-0001 福井県坂井市三国町池上80−1
鉄道・高速道路利用者サービス
ボートレース三国へご来場の際、鉄道および高速道路を利用されたお客さまを対象に、切符または領収書のご持参で「ペアシート招待券」を進呈します。
※ SG、GⅠ、GⅡ、初夢賞、GW三国ボートフェスタ、しぶき賞および満席時にはご利用いただけません。
※引換えは、10レース発売締切にて終了させていただきますので、早めに引換え願います。
鉄道をご利用の場合
・「JR芦原温泉駅」往復、「えちぜん鉄道あわら湯のまち駅」往復に限ります
・当日発行の往復切符の復券をご持参ください
高速道路をご利用の場合
・北陸自動車道、加賀IC、金津IC、丸岡IC下車に限ります
・当日の高速道路領収書と引き換えます
※ ETC搭載車の場合、高速出口で「一般ゲート」にまわり、係員にETCカードを提示して領収書をお申し出ください。
ETC専用出口を通過すると、領収書は発行されません。
三国競艇場の主要開催レース
毎年3月頃には周年記念 (GI) である「北陸艇王決戦」が行われ、企業杯 (GⅢ) として「スズキ・カープラザカップ」が行われています。新鋭リーグ戦の名称はヤングヒーロー決定戦で、女子リーグ戦の名称はクイーンカップ競走と呼ばれています。
また正月には「初夢賞」、ゴールデンウィークには「GW三国ボートフェスタ」(2016年までは湯の花賞)、お盆には「しぶき賞」なども行われています。
三国競艇場のライブ・リプレイ・結果情報の見方
インの強さが相まって、アウトコースが勝った時のオッズの高さが病みつきになる三国競艇場の最新レース結果はすぐに確認することができます。
しっかりとしたライブ配信も見ることが出来るので、手に汗握る瞬間を楽しんでください。
⇒ボートレース三国 ライブ映像
レース結果も簡単に確認することができます。
⇒ボートレース三国 結果
三国競艇場のマスコットキャラクターについて
三国競艇場のメインマスコットキャラクターは「カニ坊」で、北陸の名産である越前ガニをモチーフとされたマスコットになっています。会場の入り口にもカニ坊が大きく描かれており、存在感があります。
2019年8月にはキャラクターデザインがリニューアルされており、可愛くなっています。カニ坊グッズはたまにしか販売されていません。三国競艇場に行った際にはぜひグッズコーナーを探してみてください。
三国競艇場の名物グルメは「ソースカツ丼」
三国競艇場の一押しグルメと言えばソースカツ丼です。よくあるカツ丼のように卵とじをしておらず、たれに漬け込んであるタレカツを丼にして頂けるお料理に仕上がっています。
ですが…実は一番の人気とされているのは牛丼だったりします。こちらはベーシックスタイルの牛丼なのですが、たっぷりとお肉が使われていてボリューム満点です。三国競艇場のご飯は、全国屈指の値段の高さだったりします。その分クォリティが高いと言われているので是非ご賞味ください。
まとめ
三国競艇場は北陸地方唯一の競艇場でありながら、近畿地区に所属しているので競艇界では最もレベルの高い近畿地区扱いを受けるも、実力者が多い事で有名で、とにかく美味しいご飯が食べられるのがポイントです。冬の時期は特に他の競艇場に比べて一風変わった姿を魅せてくれますし、特に周辺の海産物は寒い時期に美味しいものも多く、まだ一度も訪れたことが無い方にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
また「三国競艇場で予想するのが難しい」という人はぜひ無料競艇予想サイトを活用してみましょう。簡単に的中率の高い予想をもらうことができます。