競艇のチルトとは?上げた時・下げた時の影響などを詳しく紹介!

競艇 チルトとは
雑学

みなさんは、競艇のチルトとは何か知っていますか?

6艇のボートで争われる競艇は、その順位や組み合わせを自由に予想することができ、見事予想が的中すると払戻金といってお金を手にすることができます。

そんな競艇ですが、競艇ファンのみなさんはさまざまな要素を予想の材料として、独自の予想を立てます。

競艇場の特徴や選手の特徴、レース当日の天候など、数多くの情報を集め、どの艇が勝つのかを予想し楽しむことが、競艇予想の醍醐味なのです。

そんな競艇予想ですが、中にはチルトという項目を予想に組み込んでいる人もいます。

チルトについての知識を深め、予想に組み込むことで、競艇予想で勝つ確率はグッと上がるのです。

そこで本記事では、競艇のチルトとは何かについてや、チルトの最適な角度、競艇場ごとのチルトの規定などについて詳しく紹介していきます。

競艇のチルトについて気になっているという人は、ぜひチェックしてみてください。

競艇のチルトについては、以下の記事でも紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

モーターボートの重要部品!競艇でチルトの角度がレースを変える!?


競艇が全然稼げなくて悩んではいませんか?

▼【毎日365日】競艇予想の買い目がなんと今なら無料で貰える優良競艇予想サイトTOP3!

この記事の監修者
後藤孝男
競艇予想サイトNAVI 運営責任者【北村 功平】
1978年 2月11日生まれ。一橋大学卒業。大学時代から競艇にハマり、そのまま好きが高じて某スポーツ新聞社に入社。競艇をはじめ、競馬や競輪関連の記事を長らく担当。生粋の競艇好きで、休みの日もビールを片手に全国の競艇場に姿を表す。競艇を愛して22年、彼以上の競艇知識を持つ人間にはほとんど出会えない。競艇予想サイトNAVIでは全体監修を担う大黒柱。

競艇のチルトとは?詳しく解説

競艇 チルトとは

はじめに、競艇のチルトとは何かについて詳しく紹介していきます。

チルトについて詳しく知りたいという人は、ぜひチェックしてみてください。

競艇のチルトとは

競艇予想を最近始めたという人や競艇初心者の人たちは、チルトと聞いてもあまりピンとこないかもしれません。

中には、チルトという単語自体を初めて聞いたという人もいるでしょう。

競艇のチルトとは、ボートにモーターを取り付ける時の角度のことを指しています。

チルトは、チルトアジャスターという部品で調整することが可能で、選手は自らが操縦するボートのチルトの角度を規定内の範囲で自由に調整することが可能です。

8段階あるチルトの角度

ボートにモーターを取り付ける際の角度のことを指すチルトですが、チルトには全部で8段階の角度があります。

この角度はしばしば『チルト角』と呼ばれており、さまざまな競艇予想サイトなどで紹介されています。

このチルト角は全部で8段階あり『○度』『-(マイナス)○度』などというように表記されます。

  • -0.5度
  • 0.0度
  • 0.5度
  • 1.0度
  • 1.5度
  • 2.0度
  • 2.5度
  • 3.0度

競艇のチルト角は上記の8段階となっています。

チルト角を0度から3.0度に近づけていくことを『チルトを上げる』といい、逆に-0.5度にすることを『チルトを下げる』といいます。

競艇場ごとのチルト最大角を紹介

競艇 チルトとは

次に、競艇場ごとのチルトの最大角について紹介していきます。

上記では、8段階あるチルトの角度について紹介し、規定の範囲内で選手が自由に角度を決めることができると紹介しました。

実は、競艇場ごとにチルトの最大角が決まっており、規定を超えるチルト角ではレースに出走することができません。

チルト角競艇場
〜0.5度戸田競艇場
〜1.0度桐生競艇場
〜1.5度びわこ競艇場・住之江競艇場・若松競艇場・福岡競艇場・大村競艇場
〜2.0度江戸川競艇場・徳山競艇場
〜3.0度それ以外の競艇場

上記の表は、競艇場ごとのチルトの最大角をまとめたものです。

これにはしっかりとした理由があり、例えば0.5度までしかチルトを上げることができない戸田競艇場では、水面が非常に狭い設計となっているため、スピードを出し過ぎてしまうと壁に衝突し事故につながる恐れがあるため、0.5度までというふうに定められています。

江戸川競艇場では、選手の間では何水面と呼ばれている走行が難しい競艇場ですが、2.0度までチルトを上げることができる珍しい例となっています。

以下では、戸田競艇場について詳しく紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

戸田競艇場で予想を当てる5つのポイントと3人の注目選手を紹介!

チルト角を上げた時・下げた時に出る影響について詳しく解説

競艇 チルトとは

次に、チルト角を上げた時、下げた時に出るそれぞれの影響について詳しく解説していきます。

チルト角を上げた時、あるいは下げた時、レースにはどのような影響が出るのでしょうか。

以下では、上げた時のメリット・デメリット、下げた時のメリット・デメリットについて詳しく解説していきますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

チルト角を上げた時の影響

チルト角を上げると、プロペラがボートに対して斜め上に反り上がってついているような状態となります。

チルト角を上げた時に出るメリットは下記の通りです。

  • スピードを出しやすくなる

チルト角を上げることによって、ボートと水面の触れる面積が減り、受ける抵抗が少なくなります。

よって、スピードを出しやすい『伸び足特化』のボートとなります。

しかし、触れる面積が減ってしまう分、安定性に欠けるため初速が出にくいという点や、ターンが回りにくくなるというデメリットもあるため注意が必要です。

チルト角を下げた時の影響

チルト角を下げると、プロペラがボートに対して斜め下に下がってついているような状態となります。

ボートは水面の方に向いているため、チルト角を上げた時とは反対に、ボートと水面の接地している面積は増えることになります。

  • ボートが安定する

ボートと水面の接地面積が増えることで、ボートが安定するという点を得られるのがチルト角を下げた時のメリットとなります。

ボートが安定することで、初速が出やすくなり、またターンが回りやすい『出足・回り足特化』のボートとなります。

しかし、チルト角を上げた時のような伸びを得られることはできないため、注意が必要となります。

-0.5度と3.0度はどっちの方が強い?!詳しく解説

競艇 チルトとは

次に、競艇のチルトの角度で、最大まで下げた角度である-0.5度と、最大まで上げた3.0度では、どちらの方が強いのかについて詳しく解説していきます。

どちらにもメリット・デメリットがあることがわかりましたが、結局のところどっちの方が強いの?という疑問を抱きますよね。

以下では、どちらの方が強いのかについて詳しく解説していきますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

-0.5度にしている人がほとんど

チルト角は-0.5度と3.0度のどちらの方が強いのか、結論から申し上げると、-0.5度の方が強いとされています。

理由としては、現在活躍している競艇選手のほとんどが-0.5度のチルト角で勝負していることから、-0.5度の方が強いのではないかといわれています。

伸び足が良くなる3.0度ですが、ボートの安定性に欠けてしまうというデメリットがあります。

その一方で、伸び足こそないものの、ボートが安定するため出足と回り足が良くなる-0.5度では、安定した強さを誇るというメリットがあります。

両者のメリットと比べると、やはり安定性を取るという人が多いということになります。

また、現在レースにて3.0度のチルト角で勝負している人はほとんどおらず、いたとしても数える程度となっています。

このことからも、どちらの方が強いのかといわれると、みなさんが口をそろえて-0.5度と答えるのではないでしょうか。

0度や0.5度の選手も存在する

チルトの最小角である-0.5度と最大角である3度では、-0.5度の方が強いといわれています。

しかし、競艇選手の中にはそのどちらでもなく、中間である0度や0.5度に設定をして戦っている選手も存在しています。

-0.5度が強いといわれているなか、なぜあえて0度や0.5度にチルトを上げるのでしょうか。

それは『捲りを狙っている』という明確な理由があるからです。

特に、アウトコースよりの4・5・6コースの選手がチルトを上げた場合、スタートがうまくいけば捲りが決まる確率が高くなります。

特に、4コースの選手が捲りを決めてきた場合、それよりも内側に位置している1・2・3コースの選手たちは先頭に出ることが非常に難しくなります。

つまり、4コースがチルトを上げて捲りを決めてきた場合、後続についてきやすいのは5コースとなります。

そのことから、出走表を確認した際に4コースの選手がチルトを上げていた場合、捲りを狙っていると予想し『4-5』という組み合わせを買っていれば、高配当を手に入れるチャンスとなります。

シナリオ通り4コースが捲りを決めて1着に出ることが大前提となりますが、穴狙いの高配当を期待しているという人にとっては非常におすすめの買い方となります。

ごく稀に3.0度の選手もいる

競艇のチルト角は、ほとんどの選手が-0.5度に設定しており、稀に0度や0.5度に設定している選手もいます。

-0.5度が適切とされている競艇のチルト角ですが、ごく稀に3.0度に設定している選手も存在しています。

チルト角が-0.5度と3.0度のボートでは、別の乗り物に乗っているのではないかと錯覚してしまうくらい、乗り心地は変わります。

ボートが安定するという特徴を持つ-0.5度に比べて、ボートが不安定となってしまう3.0度は、いわば賭けに出たスタイルといっても過言ではありません。

3.0度にチルトを設定すると、伸び足が良くなるため、スタートさえうまく決まれば全速ダッシュがしやすくなります。

しかし、ターンを回るのが難しいというデメリットもあります。

そのため、調子が良ければ飛び抜けて強いため、レースでも1着を取れる可能性がありますが、調子が悪いと6着になってしまうこともあるでしょう。

チルト角の3.0度は、いわば諸刃の剣の状態といえるでしょう。

まとめ

競艇のチルトとは何かについてや、チルトの最適な角度、競艇場ごとのチルトの規定などについて詳しく紹介しました。

競艇のチルトについては、レースの予想の材料として気にしている人はあまり多くないという印象ですが、チルトの知識を深めて予想に組み込むことで、勝てる確率は確実に上がります。

競艇のチルトについて知らない、あまり詳しくないという人は、これを気にチルトの知識を深めてみてください。

競艇のチルトについて気になっている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

また本気で競艇予想に力を入れたい人には、競艇予想サイトがおすすめです。

気になる競艇予想サイトのおすすめランキングはこちらの記事もご覧ください。

ご案内

今最も稼げる競艇予想サイトが知りたい人は「本物の優良競艇予想サイトを厳選!おすすめランキングBEST10」をご覧ください


競艇が全然稼げなくて悩んではいませんか?

▼【毎日365日】競艇予想の買い目がなんと今なら無料で貰える優良競艇予想サイトTOP3!

【最新】本物の競艇予想サイト おすすめランキング