愛知県常滑市にある常滑競艇場は、「とことんハッピー」をキャッチコピーに、1953年7月20日に開場した競艇場です。
もともとはマスコットキャラとして招き猫のトコタンが活躍していましたが、人気のキャラということもあり2014年からは常滑市のマスコットキャラに昇格しています。
また、トイレで有名なINAXが常滑市に本社を構えているため、競艇場で使われているトイレはすべてがINAX製品というちょっとしたこだわりがあります。
そんな常滑競艇場ですが、風の影響でスタートが難しく、思わぬ展開になるケースが多い競艇場であるとして競艇ファンからは知られています。

本記事では常滑競艇場で予想を当てるためのポイント、過去のレース結果からわかる分析、注目選手を詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
⇒常滑競艇場の予想のコツは?特徴と知っておくべきポイントをチェックしよう
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目次
常滑競艇場で予想を当てるための5つのポイントを紹介
1周300mのコースを3周するという長さに変化はありませんが、競艇はそれぞれの会場で大きく特徴が異なるため、その競艇場に合った予想方法が求められます。
- 年間を通じて強い風が吹いている
- 柔らかい水質なのでスピード勝負になる
- 穏やかな静水面なのでインでも全速で旋回できる
- 向かい風の時はスタートと2マークに注目
- 3コースの「まくり差し」が決まりやすい
はじめに、常滑競艇場で予想を当てるために押さえておくべきポイントを解説していきます。
年間を通じて強い風が吹いている
常滑競艇場は、年間を通じて常に強い西風が吹いているという特徴があります。
もともとは伊勢湾と隣接する形で作られる予定ではありましたが、埋め立てが進んだ関係で海から少し離れた場所に作られました。
とはいえ、強い風が吹き荒れる伊勢湾の近くに位置していることから、年間を通じて強い西風が吹いているのが常滑競艇場です。
基本的には春と秋が風向きが変わりますが、夏は穏やかな風が吹く日が続き、冬は季節風でとくに強い風が吹く日が続くため注意が必要です。
風が強くなるとスタート不利やフライングが発生しやすく、向かい風だとインコースの選手が不利になりやすくなる影響で、風が強い時の狙い目はアウトコースの選手です。
強風はボートを扱いにくくする大きな要因になりますので、舟券を予想する際は、必ず風がどちらにどれ位の強さで吹いているかを確認するようにしてください。
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柔らかい水質なのでスピード勝負になる
常滑競艇場は水質が柔らかいため、艇が浮いてスピード勝負になる展開が多いです。
塩分が多い海水が水面に使われているのはもちろんですが、それ以外にも他の競艇場よりも塩分が高い海水となっているため、艇が浮きやすく跳ねながら進むことが多くあります。
塩分が多い水面でレースが始まるとどうなるかというと、艇を扱いやすくなるのでスピード勝負になることが多くなります。
ファンからすればスピード感が満点のレースが堪能できるメリットがありますが、水面次第ではインコースでも握ることができるため、1号艇の1着率が高くなります。
全国平均でみても常滑競艇場の1コース1着率は高くなりますので、セオリー通りに舟券を買うことで勝つ確率を上げることができる競艇場であるといえます。
穏やかな静水面なのでインでも全速で旋回できる
常滑競艇場は穏やかな静水面なので、インコースでも全速で旋回できるメリットがあります。
伊勢湾の東岸に面して海水を使用しているものの、レース場と外海は水門で隔たれているため、干満差や潮の流れでレースに悪影響を与えることがありません。
そのため、強い風が吹いていなければ基本的には静水面なので、インコースでも思い切った全速旋回が可能なのです。
インコースでも全速で旋回できる大きなメリットは、1号艇のイン逃げが決まりやすくなるという点です。
イン逃げが決まりやすいレースが多くなれば、舟券を買おうと考えている方も予想を組み立てられやすくなるため、固いレースを確実に買えるようになります。
万舟券ではなく固く勝てる舟券でコツコツと利益を重ねたいと考えている場合は、常滑競艇場を利用することで勝ちを重ねることができるでしょう。
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向かい風の時はスタートと2マークに注目
上記でも説明した通り、常滑競艇場は常に強い風が吹いている競艇場ではありますが、とくに注意すべきは冬場に多い向かい風です。
向かい風が吹いているレースでは、以下の展開になることが多いという特徴があります。
- スタートが届きにくくなる
- 2マークでの順位の入れ替わりが激しくなる
- 向かい風の強さ次第で2マークに白波ができる
- 展示中に2マークで乗れている人に注目
地元選手の平本正之選手は、向かい風の時はスタートがしにくく、すべての艇が揃うと2コースと4コースが不利になると語っています。
また、同じく地元の磯部誠選手は、他の会場に比べれば走りやすいものの、向かい風が吹いている時は2マークで大きく順位が入れ替わる可能性があると明言しています。
つまり、向かい風が吹いている時に注目しなければいけないのは、スタートと2マークです。
とくに2マークは、向かい風の強さ次第で白波が発生しターンが回りにくくなるため、周回展示の時に上手に回れている選手を選ぶのが得策であるといえます。
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3コースの「まくり差し」が決まりやすい
常滑競艇場は、3コースの「まくり差し」が決まりやすいという特徴があります。
競艇の決まり手のひとつである「まくり差し」とは、3から6コースで発進した艇が、1周目の1ターンマークでいくつかの艇をまくり、さらに先行しようと考えている艇を指す戦法です。
一般的な競艇場ではそこまで確率が高くない「まくり差し」ではありますが、常滑競艇場はコース幅が広くて静水面であるという影響から、他の会場に比べて頻発しています。
ちなみに、「まくり差し」の出現率をみると、常滑競艇場と全国平均で以下の違いがあります。
- 常滑競艇場⇒44%
- 全国平均⇒36%
3コースの「まくり差し」は約8%も異なり、さらにいえば4コースの「まくり」も全国平均と比べて約10%も違います。
そのため、いくら外枠だといっても、3コースや4コースに強い選手が乗っている場合は、決して無視できない軸にできる可能性が高いというわけです。
前述したように、常滑競艇場は向かい風が強く吹いている時はスタートが難しいため、1号艇に経験の浅い選手が乗っている場合はスタート不利になる場合が多いです。
まくりが決まりやすくなっている要因はここにもありますので、決してインだけではなくアウトの選手も見逃さないようにしてください。
常滑競艇場の過去のレース結果からわかる3つの傾向
ここからは、常滑競艇場の過去のレース結果からわかる3つの傾向を詳しく紹介します。
コース | 1着率 | 2着率 | 3着率 |
1コース | 57% | 17% | 9% |
2コース | 13% | 26% | 18% |
3コース | 11% | 21% | 20% |
4コース | 10% | 16% | 20% |
5コース | 6% | 11% | 18% |
6コース | 1% | 5% | 13% |
上記表は常滑競艇場の過去のコース別の勝率になりますが、ここからわかる傾向としては、以下の3つが注目ポイントとして挙げられます。
- 1コースの1着率が高い
- 向かい風が強い時は5コースの1着率が高い
- 3コースの1着率が低い
以下の項目では、それぞれの傾向を一つずつ詳しく解説していきます。
1コースの1着率が高い
常滑競艇場は、1コースの1着率全国平均よりも高いという特徴があります。
1年を通して強い風が吹いている競艇場ではあるものの、潮の満ち引きにより影響は少なく、基本的には静水面で走りやすいコースであるため、イン逃げが発生しやすいです。
実際に走っている選手の評価でも、風が吹いていなければ走りやすい競艇場という評価を獲得しているため、1号艇に強い選手がいる場合は順当に勝ち切る展開になる場合が多いです。
その証拠に、全国平均が55%であるのに対して、常滑競艇場の1号艇の勝率はそれを上回る57%を記録しているため、安心して舟券を買うことが可能です。
1号艇にA1級の選手が乗っている場合は、軸にしながら舟券を購入していきましょう。
向かい風が強い時は5コースの1着率が高い
常滑競艇場は、全国平均よりも5コースの1着率が高いです。
全国平均が5%であるのに対して、常滑競艇場では7%の確率で5コースが1着になります。その最大の理由は、強く吹く向かい風が大きく影響しています。
前述したように、とくに冬場に関しては常滑競艇場は強い向かい風が吹くケースが多く、そうなるとインコースの選手は2マークで躓く可能性が高いです。
その点、5コースはスタートからいい位置取りを続けていれば、2マークで他の選手を置き去りにすることが可能。相対的に1着率も高くなっていくというわけです。
常滑競艇場では直前情報で必ずその日の風の情報を伝えているため、向かい風が吹いているかどうか、吹いているとしたらどれ位の強さなのかを必ず確認するようにしてください。
3コースの1着率が低い
常滑競艇場は、全国平均よりも3コースの1着率が低いという特徴があります。
全国平均が13%あるのに対して、常滑競艇場の3コースの1着率はわずか11%。3コースの選手が勝ちきれない理由は、これも向かい風が大きく影響しています。
向かい風が強く吹いているレースでは、1コースの選手がスタート不利になりすべての艇で同時にスタートラインに並ぶことがあります。
そうなると、最もマークに近い1コースの選手がまず入り、続いて4コースから6コースを走っている選手がまくりを狙うため、3コースの選手は相対的に他の艇に埋もれてしまいます。
そうなると、最初のターンマークで抜け出すことができなくなるため、勝率が低下していってしまうのです。
3コースの1着率が低いという点は、舟券を買う際に必ずチェックするようにしてください。
常滑競艇場で勝率が高い注目の選手を3人紹介
ここからは、常滑競艇場で勝率が高い注目の選手を紹介していきます。
瓜生正義
福岡支部に所属しているA1級の瓜生正義選手は、常滑競艇場での勝率が通算で9点台を記録している注目の競艇選手です。
7点台を超えていれば超一流であるといわれている競艇選手なので、勝率が9点台を超えているというのは驚異的であるといえます。
強い向かい風が吹いている時でも安定したスタートを切れるのが常滑競艇場で勝つためのコツではありますが、瓜生正義選手はスタートが得意で思い切りもあるので、相性が抜群です。
とくにインコースで配置されている場合は勝率が高いので、常滑競艇場で舟券を買う際は必ずチェックするようにしてください。
田中信一郎
大阪支部に所属しているA1級の田中信一郎選手は、常滑競艇場での勝率が高い選手です。
過去に3回も賞金王決定戦で優勝しているなど、少しでも競艇を知っている方であれば知らない人はいない程に有名な田中信一郎選手。ちなみにこの回数は、歴代最多タイとなります。
基本的には枠なり侵入であるため、とくに1コースにいる時に無類の強さを誇ります。
常滑競艇場は向かい風が強くなければ1コースが順当に勝ち切る展開が多いため、田中信一郎選手が乗っている場合は安心して舟券を買うことが可能です。
仲口博崇
地元の愛知支部に所属している仲口博崇選手は、インコースが得意な選手なのでイン逃げを決めやすい常滑競艇場との相性が抜群の競艇選手です。
G1やSGでの優勝回数が少なくないだけではなく、一般戦でも安定して勝ちを積み重ねている選手でもありますので、とくにインコースに配置されている時は安心して舟券を買えます。
常滑競艇場の基本情報・アクセス・所在地
施設名 | 常滑競艇場 |
所在地 | 愛知県常滑市新開町4-111 |
アクセス | ・名鉄常滑線空港線 常滑駅から徒歩5分 ・常滑インターチェンジから5分 ・約3000台の無料駐車場が完備されている |
水面 | 海 |
水質 | 海水 |
主な開催競争 | ・トコタン特別 ・トコタンキング決定戦 ・INAX杯とこなめ大賞 ・中日カップ |
公式サイト | https://www.boatrace-tokoname.jp/ |
まとめ
常滑競艇場で予想する時のポイント、レース分析結果、注目選手を紹介していきました。
静水面でスピード決着になりやすい常滑競艇場ですが、とくに冬場に強く吹き荒れる向かい風には注意が必要です。
向かい風の際はインコースの選手が勝ちにくくなり、その結果、アウトコースの選手のまくりが決まりやすくなるため、思わぬ高額配当を狙うこともできます。
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