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競艇でエンストしたら舟券代は返還されるの?原因や罰則などを徹底紹介!

競艇 エンスト
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雑学

競艇でボートがエンストした事を見たことはありますか?

ボートを操るプロの競艇選手であっても、エンストしてしまう事は少なからずあります

自分が買った舟券の選手がエンストしてしまったら失格になるの?返還されるの?といった疑問も持っているかもしれません。

そこで、この記事では、エンストしてしまうとどうなるのか、エンストの原因、エンストしたレースの例などを紹介していきます。



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この記事の監修者
後藤孝男
競艇予想サイトNAVI 運営責任者【北村 功平】
1978年 2月11日生まれ。一橋大学卒業。大学時代から競艇にハマり、そのまま好きが高じて某スポーツ新聞社に入社。競艇をはじめ、競馬や競輪関連の記事を長らく担当。生粋の競艇好きで、休みの日もビールを片手に全国の競艇場に姿を表す。競艇を愛して22年、彼以上の競艇知識を持つ人間にはほとんど出会えない。競艇予想サイトNAVIでは全体監修を担う大黒柱。

エンストとはエンジンストップの略

競艇 エンスト エンジンストップ

エンストとは知っての通り、エンジンに何かトラブル化起きたり、選手のミスよって起こってしまう「エンジンストップ」の略です。

待機行動中にエンストしてしまった場合、選手はスターターロープという紐の様なものを使い、手動でエンジンの再始動を試みます。

エンストすると選手には重い罰則が!

競艇 エンスト 重い罰則

レース中にエンストしてしまった場合はいったい、どうなってしまうのでしょうか。

もし、エンストしてしまった場合は「事故点」というものが付きます。

事故点とは選手がフライングや出遅れのスタート事故や、反則など起こした場合に加算される点数になります。

スタート事故は20点(優勝戦は30点)、反則行為は15点、選手責任失格(エンストや転覆)は10点となっており、この点数を出走回数で割った数字が、選手の持つ事故点になります。

階級決定期間内で事故点が0.7点を超えてしまうと、どんなに実力があって、成績を残して来た選手だとしてもB2級へ降格となってしまいます。

また、事故点が、1.0点を越えると強制的に6か月間の休みとなってしまうため、選手にとっては非常に重い罰則と言えるでしょう。

エンストは舟券返還の対象外となってしまう

競艇 エンスト 対象外

レース中にエンストしてしまって、選手が途中で失格となった場合は舟券代が返還されると思いがちですが、選手が転覆や落水、エンストなどで途中で失格になったとしたとしても、舟券代は返還されません。

せっかく予想をして購入した舟券が、レースさえ終わらず負けが確定してしまうのはなんとも悲しいですよね。

また、レース中の途中失格が多すぎる場合には、レースが不成立となって返還される事があるので、レースが終わるまで舟券は大事に取っておきましょう。

具体的に説明すると、3艇失格した場合は「3連複」が、4艇失格で「三連複・三連単・二連複・拡連複・複勝」が、5艇失格で「全ての舟券」が不成立になってしまいます。

自分が購入した舟券の選手がエンストしないように願いたいですね。

2つのエンスト

競艇におけるエンストは大きく分けて2種類あります。

それは、待機行動中のエンストとレース中のエンストがあります。

その2つのエンストについて細かく見ていきましょう。

待機行動中のエンスト

競艇 エンスト 待機行動中
まずは、待機行動中のエンストです。

ボートはピット(船の係留装置)に繋がれています。

そして、合図と共に一斉にコースを取る為の待機行動に移ります。

この時に、少しでも他のボートよりも前に先に出たいと考える為に、エンジンに異常回転を与えたり、キャブレターの混合比(ニードル調整)をあげます。

なぜ、この様な行為をするのかは分かりませんが、加速が良くなるらしいです。

それで、ある地点まできたらアクセルレバーを戻して、アイドリング状態にします。

この時に、シリンダー内にある燃料が過剰供給の状態になってしまい、「プラグかぶり」が起きてエンストしてしまいます。

いくら、気温や水温が低かったとしても、通常のニードル調整を行っていれば、エンストする事は稀でしょう。

待機行動中のエンストに関してのルールや罰則が厳しいのは、ほとんどの原因が自己責任によるものだからです。

人によって見方は変わってくると思いますが、パワーを求めすぎた整備による自己責任だと個人的には思います。

水をもらうのは自己責任外

競艇 エンスト 自己責任外

待機中のエンストには「自己責任」と言えない事もあります。

それは、競艇用語では「水をもらう」と言います。

待機行動中に横にいるボートから水を掛けられる事です。

運転席が濡れる程度であれば、滑りやすくなってしいますが、選手は布を使って拭けるので、そこまで問題はないかもしれません。

しかし、掛けられて水でエンジンまで濡れてしまうと、稀にエンストしてしまう事があります。

レース中のエンスト

競艇 エンスト レース中のエンスト

レース中に起きるエンストの多くの原因は、プロペラをシャフトに固定しているピンが破損した場合が多くあります。

他のボートとのペラの接触が起きてしまうと、ピンが欠けてペラが空回りしてしまいます。

ピンが欠けて空回りする事でエンジン自体に衝撃が加わらないようにして、エンジンを保護する役目を担っているんです。

どんな状況だとエンストが起こりやすいの?

競艇 エンスト 起こりやすい状況

では、どんな状況の時にエンストが起きやすいのでしょうか。

それは、ピットから水面に出て、コース通りをする為に、エンジンの回転数を低く落とした時に一番起こりやすいと言われています。

進入時のエンストは一番大事なスタートタイミングを計る大時計から目を離してエンジンを掛け直さなくてはならずまたエンジンの再起動に手間取ると思い通りの進入位置が確保できないために思わぬスタート遅れの原因になります。

エンストも、選手責任によるものと選手責任に取られないものがありエンジンの火災によるもの水上の浮遊物などを巻き込んで止まってしまった時などは”選手責任外”となります。

レース中の交錯で止まってしまった場合には、再起動してレースに復帰する事はできるが
ほとんどの場合再起動に至るまでに危険回避の観点(後続艇の安全な周回確保)から”失格”のコールが鳴り響くでしょう。

一番多いエンストの原因は?

競艇 エンスト 原因

やはり、エンストが一番多く起こってしまう原因として挙げられるのはエンジンに水が掛かってしまい、点火プラグが発火しないケースかもしれませんね。

安全性追求によるエンジンの性能の向上で以前に比べるとエンストは激減していますが、エンストの要因としてはダントツに多いのではないでしょうか。

点火プラグって何?といった方の為に競艇で使われる点火プラグについて紹介します。

プラグとは

点火プラグとは、ガソリンと大気中の空気を圧縮させた混合気に火花を飛ばして点火する道具です。

このプラグに水が掛かってしまうと、火花を飛ばす事ができず、エンストに陥ってしまうのです。

また、点火プラグには、放熱をしにくいホットプラグとしやすいコールドプラグがあります。

これらの2つの点火プラグは選手の特性に寄って使い分けているようです。

放熱しにくいホットプラグ

一般に待機行動時に演じの回転数を落とす事が多いインコースの選手は、シリンダー内部に熱を持たせる必要がありエンスト等防止に使います。

エンスしづらい利点もありますが、熱を持ちすぎるためにバテがきやすくニードル調整などの整備をしっかりと行わないとを行わないとエンジンがパワーダウンしてしまうこともあります。

放熱しやすいコールドプラグ

このコールドプラグは、アウトコースの選手が使う事が多いでしょう。

アウトコースの選手は回転数を上げて行く際に、熱を逃がす為に、このコールドプラグを使用します。

これらのプラグは基本的に選手が持ち込む部品ですが、純正品を競艇場で購入する事もできるそうです。

過去のエンストしたレース

競艇におけるエンストは、そうそう頻繁に起きる事ではないでしょう。

そこで、過去に起こったエンストの例をご紹介します。

新美恵一選手が浮遊物と接触してエンスト

競艇 エンスト 新美恵一選手

新美恵一選手が丸亀競艇場で、水面にあった浮遊物に巻き込まれ、エンストしてしまうという不運がありました。

新美恵一選手はインから逃げて2周1Mまで先頭を走っていましたが、が急激に失速してしまいエンスト失格(選手責任外)となりました。

新美恵一選手はG1優勝10回、SGでも優勝こそないが優出6回を誇る実力者だが 「何か堅いものにあたって、ペラが外れて止まってしまった。こんなの初めて」とレース後は肩を落としていました。

その日の後半9レースではペラを叩き直して、無事に3着でゴールラインを通過し「初日の足は良かったし、ペラをしっかりたたいて立て直すよ」と、ペラは折れても心は折れていませんでした。

待機行動時に異変を感じ、スタートできなかった山本隆幸選手

競艇 エンスト 山本隆幸選手

2018/07/15の若松競艇場3レースで4号艇で出走した山本隆幸選手が待機行動中にエンストしスタートできないという不運アクシデントがありました。

福岡県にある若松競艇場のナイター競走で行われた「SG第23回オーシャンカップ」のシリーズ5日目でその事件は起きました。

後半レースには準優勝戦が控えたこの日の3R一般戦に山本隆幸選手は4号艇で登場しました。

スタート展示では艇番通りの4コースから進入していた4号艇山本隆幸選手でしたが、本番レースではピットアウトでやや遅れ大外にいきます。

それでもエンジンを吹かしてコースを取りに行く仕草を見せますが、ボートに何か異変を異変を感じたのか途中だ止め1艇だけ早々と後ろに引きました。

他艇がどんどんコースに入る中、4号艇山本隆幸選手だけははるか後方で停止。

結局コースに入ることができず、スタートすらすることなく出遅れのため返還欠場となりました。

まとめ

今回は競艇における「エンスト」について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

エンストが起きる原因は選手の自己責任だったり、自己責任外だったりと、様々な原因があるのが分かって頂けたかとおもいます。

また、エンストしたレースの例にも紹介した通り、SGに出場するA1選手でも、ボートにトラブルが起きてエンストしてしまっても「こんなの初めて」とあまりエンストを経験していない事が分かります。

舟券を購入して競艇を楽しむ方であれば、「エンスト」してしまった場合は購入した舟券代が返還されないという事は是非頭に入れておいてくださいね。

何にせよ、買った舟券がトリガミどころかマイナスなってしまうのは避けたいところです。

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