ボートレースで起きてしまった死亡事故について詳しく解説

ボートレース 死亡事故

みなさんはボートレースにも死亡事故が起こるということをご存知でしたか?

ボートレースは、6艇のボートで繰り広げられます。ボートレースでは、成績に応じて賞金が選手に支払われるほか、舟券を買って競艇予想をしている人の中で、着順などを当てた人にも払戻金が支払われます。

コツコツ稼ぎたい人もいれば、一攫千金を狙いたい人など、希望や願いはさまざまですが、皆さんの思いは『稼ぎたい』の1つだけでしょう。自分が予想した艇が1着、または2着や3着になることを願うのが当たり前ですが、ここで注意しておいていただきたいのが、自分が予想していた艇ではない艇が転覆などを起こした時に喜ぶという行為です。

水上の格闘技ともいわれているボートレースでは、常に危険と隣り合わせな状態で選手は戦っています。

最悪の場合、死亡事故につながってしまうケースもあるため、ボートが転覆や衝突を起こした際に喜んでしまうのはタブーとされており、また選手に失礼に当たります。

激しくて楽しいという特徴があるボートレースですが、死亡事故の例もあり、常に危険と隣り合わせだということを覚えておきましょう。

そこで本記事では、ボートレースの死亡事故について、ボートレースの死亡事故が起こってしまう原因や理由についてや、競艇場別の死亡事故、実際に起こってしまったボートレースでの死亡事故などについて詳しく紹介していきます。

この記事の監修者
後藤孝男
競艇予想サイトNAVI 運営責任者【北村 功平】
1978年 2月11日生まれ。一橋大学卒業。大学時代から競艇にハマり、そのまま好きが高じて某スポーツ新聞社に入社。競艇をはじめ、競馬や競輪関連の記事を長らく担当。生粋の競艇好きで、休みの日もビールを片手に全国の競艇場に姿を表す。競艇を愛して22年、彼以上の競艇知識を持つ人間にはほとんど出会えない。競艇予想サイトNAVIでは全体監修を担う大黒柱。

ボートレースの死亡事故について気になっている人は、ぜひチェックしてみてください。

以下では、競艇での死亡事故について詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

競艇での死亡事故はどれくらいある?


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ボートレースで死亡事故が起こる3つの理由

ボートレース 死亡事故

はじめに、ボートレースで死亡事故が起こる理由を3つ紹介していきます。

  • スピードが速い
  • 部品が重い
  • 水上で行なわれている

以下では、1つずつ詳しく紹介していきますのでぜひチェックしてみてください。

スピードが速い

ボートレースで使われているボートは、直線では時速80kmほどの速さで走る事が可能です。

時速80kmというと、自動車が高速道路を走行する時と同じくらいの速さと考えると、相当なスピードが出ている事がわかります。

高速道路でお互いの自動車がトップスピードの状態で接触したら、どうなるのかは容易に想像がつきますよね。

ボートレースは水上で行なわれているため、地上を走る自動車よりも安定性に欠けます。

また、自動車のように身体が守られておらず、接触を起こしてしまうと直接身体に影響が出てしまいます。

そのため、ボートレースのスピードはとても危険だということがわかります。

部品が重い

ボートレースで死亡事故が起こる理由として挙げられるのが、部品が重いという点です。

ボートは約70kgの重さがあり、それに加えて回転するプロペラが取り付けられています。

プロペラは、ボートが走行している最中は高速回転しており、接触を起こしプロペラに巻き込まれてしまうという可能性もあります。

70kgの重さがあるボートが時速80kmのスピードで突っ込んできた時を考えると、ひとたまりもありません。

加えて回転するプロペラに接触してしまうなどということが起きれば、命を落としてしまう可能性が高いでしょう。

ボートの重さやプロペラがついているという点も、ボートレースで死亡事故が起きてしまう大きな理由となっています。

以下では、ボートのプロペラについて詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

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水上で行なわれている

ボートレースで死亡事故が起こる理由として、水上で行なわれているという点が挙げられます。

競艇場は主に淡水の競艇場と海水の競艇場に分かれており、それぞれの特徴があります。

また、競艇場は海沿いに建設されることも多く、風や波の影響を大きく受けます。

地上であれば、衝突が起きても転倒するだけで済みますが、水上で行なわれるボートレースの場合は溺れてしまうという危険があります。

ラッシュガードなどを付けていたとしても、意識が無くなったり、ボートの下敷きなどになってしまっては意味がありません。

水上での競技は常に危険と隣り合わせだということを覚えておきましょう。

ボートレースで死亡事故が起こる原因

ボートレース 死亡事故

次に、ボートレースではどのようにして死亡事故が起こってしまうのか、死亡事故が起きてしまう原因について紹介していきます。

転覆事故と衝突事故

ボートレースで死亡事故が起こってしまう原因として考えられるのは、転覆事故と衝突事故になります。

ボートレースで起こる死亡事故のほとんどが、このどちらかになるといっても良いくらい、転覆事故と衝突事故は危険なケースとなります。

上記でも申し上げたように、ボートレースは水上で行なわれ、重いボートとプロペラが時速約80kmで走行するレースです。

単独で転覆事故を起こしてしまったとしても、溺れてしまったり、自分の艇のプロペラに巻き込まれてしまったりという可能性があります。

複数での接触事故に関しては、ターンをする必要があるコーナー付近でよく起こりがちです。

ターンの際は、最もボートが不安定な状況となるため、接触事故が起きやすく非常に危険です。

最悪の場合、3台以上が絡む大事故にもつながる場合もあるため注意が必要です。

競艇場別の死亡事故について詳しく解説

ボートレース 死亡事故

次に、競艇場別の死亡事故について紹介していきます。

全国には24ヶ所に競艇場があり、それぞれ形状や特徴が異なります。

実は、競艇場によって死亡事故が起こりやすい場所や、起こりにくい場所があるのです。

以下では、それぞれ死亡事故が起こりやすい競艇場や死亡事故が起こりにくい競艇場を紹介していきますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

死亡事故の多い競艇場

まずは死亡事故が起こりやすいといわれている競艇場から紹介していきます。

全国で最も死亡事故が起こりやすいのは若松競艇場です。

若松競艇場では、過去およそ70年間で31件起きているボートレースの死亡事故のうち、実に4件が若松競艇場で起こっています。

次いで江戸川競艇場、唐津競艇場で3件ずつ起きており、その次に津競艇場、鳴門競艇場、大村競艇場、児島競艇場、平和島競艇場が2件となっています。

では、なぜ上記の競艇場では死亡事故が多いのでしょうか。

実は、上記の競艇場には決定的な共通点などは存在しません。

そのため「若松競艇場の〇〇が悪いから死亡事故が多い!」ということは言えないのです。

よって、解決策も特になく、死亡事故が起こらないように願うしかありません。

以下では、全国の競艇場について詳しく紹介しているのでぜひチェックしてみてください。

競艇場一覧!全国24ヶ所のアクセス・特徴とおすすめ場所3ヶ所を紹介

死亡事故が1度も起きていない競艇場

死亡事故が起こりやすい競艇場を紹介しましたが、逆に今まで1度も死亡事故が起こっていない競艇場も存在しています。

  • 宮島競艇場
  • 戸田競艇場
  • 福岡競艇場
  • 徳山競艇場
  • 蒲郡競艇場

上記の5つの競艇場は、これまで1度も死亡事故が起こっていません。

しかし、これらの競艇場にも共通点は一切見つかっておらず、偶然死亡事故が起こっていないだけとも言えます。

しかし、上記の競艇場ではこれからも1度も死亡事故が起きていない競艇場という記録を守り続けてほしいですね。

過去に起こってしまったボートレースでの死亡事故

ボートレース 死亡事故

次に、過去にボートレースで起こった死亡事故について紹介していきます。

過去およそ70年の歴史上、31名の選手がボートレースでの事故により亡くなられています。

その中でも、2000年以降に起こった死亡事故を紹介していきますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

選手名 死亡した日 死亡した際の年齢 事故が起こった競艇場
木村厚子選手 2003年5月25日 38歳 津競艇場
中島康孝選手 2004年3月28日 26歳 尼崎競艇場
坂谷真史選手 2007年2月26日 26歳 住之江競艇場
岩永高弘選手 2010年5月14日 36歳 若松競艇場
鈴木詔子選手 2013年11月2日 52歳 下関競艇場
松本勝也選手 2020年2月9日 48歳 尼崎競艇場
小林晋選手 2022年1月12日 44歳 多摩川競艇場

2000年以降、実に7名の選手がボートレースでの事故でお亡くなりになっています。

3年弱に1度のペースで起きているボートレースでの死亡事故ですが、今後は起きないようにと願うしかありません。

ボートレース界に衝撃を与えた死亡事故を紹介

ボートレース 死亡事故

最後に、ボートレース界に衝撃を与えた死亡事故を紹介していきます。

気になる人はぜひチェックしてみてください。

木村厚子選手

貴重な女性レーサーとして『競艇界のニューアイドル』とも呼ばれ、1987年にはミス競艇にも選ばれたほどの人気選手だった木村選手は、2003年に事故で亡くなりました。

2003年5月に津競艇場で行なわれたレースで、コーナーをターンしようとした際にバランスを崩し、後続の艇と接触。

すぐに救急搬送されましたが、翌日に死亡が確認されました。

年齢も38歳とまだまだこれからという時期だったというのもあり、人気のレーサーだっただけに競艇界には衝撃が走った出来事でした。

小林晋選手

過去に優勝経験こそないものの、高い3連対率で競艇ファンから愛されていた小林選手も、ボートレースでの事故で亡くなった選手のうちの1人です。

2022年1月に多摩川競艇場で行なわれたレースに出走した小林選手でしたが、他の艇と衝突してしまい転覆、運悪くその後後続の艇に接触されてしまったことにより死亡してしまいました。

今年の1月に起こってしまった事故ということもあり、ニュースで聞いたり、ネットで訃報を聞いたという人も少なくないのではないでしょうか。

松本勝也選手

『かっちゃん』の愛称で競艇ファンから親しまれていた松本選手がボートレースでの事故で亡くなった際は、競艇界全体に衝撃を与えました。

優勝回数42回、通算の勝率も6.83という非常に高い数字を残しており、生涯獲得賞金が9億円以上という一流レーサーだった松本選手ですが、今から2年ほど前の2020年に亡くなっています。

尼崎競艇場で行なわれたレースに出走した松本選手でしたが、レース中に起こった引き波の影響で転覆し、後続から来た艇に追突されてしまいました。

すぐに救急搬送されましたが、意識が戻ることはなく死亡が確認されています。

48歳という年齢でベテランの域に差し掛かっていた松本選手ですが、これからの活躍にまだまだ期待していた競艇ファンも多く、競艇ファンは悲しみに暮れたことでしょう。

まとめ

ボートレースの死亡事故が起こってしまう原因や理由についてや、競艇場別の死亡事故、実際に起こってしまったボートレースでの死亡事故などについて詳しく紹介しました。

ボートレースでの死亡事故はこれまでに31件起きていますが、どれも悲しいニュースばかりです。

激しくスリルのあることが楽しみのひとつである競艇ですが、常に危険と隣り合わせだということがわかりますよね。

今後は、このようなニュースを聞かなくても済むようにと願うことしかできませんが、楽しく競艇予想ができることを願っています。

ボートレースの死亡事故について気になっているという人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。


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